【ツイステ】ディズニーファンは辺りを見渡す。たどり着いたのは… (ページ25)

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監督生の話ページ25

俺は青年に何処の寮の者かを聞けば、オンボロ寮らしい。
青年と魔獣で一人の生徒と、此処の学園長は決めたらしい。
早急に頭を抱えたい。
暮らせれるところは有る。其れは良いが問題は青年が異世界の住人で魔法使いではないし、手違いで此処に招待された。
つまり、親が居ない。
食費とかは学園長がやってる。学園長が後見人となるのか。
苦労すると思うが励ましの言葉しか出てこない。
元の世界に戻る方法を調べよう。

監督生side
グリムの火吹き、グレートセブン像を焦がした、デュースのシャンデリアの破壊、黒い化け物退治。
一人と一匹で一人の生徒となった。
短期間で色々あった。
寝ようとしたらガチャと音がした。
扉から出て来たのは、薄暗くても際立つ綿雪のような柔らかい白い髪に、黒い世界に一つ煌々としている星の瞳。
言い表すならちょっと不思議な人。
その人は僕に気づいて謝った。
そして何処の寮についているかを聞かれた。
何故それを聞くのかを問うと「何で他の寮がある中で此の寮に入っているかが気になりまして。」と彼は言った。
僕は他の寮に入っていない理由を言うと、彼は魔獣と僕を交互に見て「夜分にすみませんでした。」と深く頭を下げて瞬く間に去った。

夢みたいって思ったけど、それを否定したのは翌日の夜に布団の上にあった、質素な白封筒に【異世界の者へ】と書かれた言葉だった。
手紙には昨夜の事と此の世界についての事が書いてある。
文章内容は以下の通り

昨夜はお邪魔してすみませんでした。
もうお分かりでしょうが此処は魔法の世界です。
異世界の者としてはこの上無い一大事ですが…後見人がいて友達もいるようで安心しました。
されど、貴方には故郷がありますから帰る方法を探さなければなりません。
此処には貴方の世界とは違う世界ですから、色々と捻れていますし、見知らぬ事が多いでしょう。
不安事が多いでしょう。
これは心ばかりのお詫びと気持ちです。
此の事は内密にお願いします。

封筒の中にポンっと音が鳴り膨らみを感じる。
封はしていないため、空気ではない。
恐る恐る覗くと5000マドルと数枚の紙が入っていた。
紙の端には［何か緊急とかあれば書いてください。］と書かれていた。

今はただ彼を不思議に思う。
購買部へ行って店長に紅茶を頼む。
ベンチで休んでいると暖色の髪と寒色の髪をした人達がこっちに来る。
エースとデュースだ。
二人の首にハートの首輪がかけられている。