アーチェリーと弓道を一緒にするな。 ページ12
入学前
ルークが弓矢を持って的を当てていた。
的は中心に近い程、高得点である。
アーチェリーだ。
ルークの放った矢は7点。
流石は狩人、弓はブレなかった。
ルークが笑顔で俺に弓矢を渡して「君もやってみると良い。」と言った。
やっても良いけど。
A「俺は初心者より悪いが。」
前世、アーチェリーの結果は本当に0で終わったから。
よくて1点以上。
ルークは「最初からプロではないよ。」と言うが、そう言う問題じゃないんだよ。
俺は一度やったが外した。
何度もやるがあまり良くならない。
ルークは腕を組み不思議そうにした。
そして口を開く。
ルーク「変だね、君は腕の筋肉がついているし、的もしっかり狙っている。弓矢の経験はあるだろう。」
アーチェリーをやめて、一回も中心近くに当たっていない的を見る。
A「何故そうだと思ったんですか?」
ルーク「君は腕の内側に痣を作っている。弦は弾けば腕に当たるからね。並ならぬ努力をしている証拠さ。ボーテ!100点!」
先程の発言でルークが博識で観察力が高い事が分かった。
ルーク「私は君がワザと外しているとは思わない。生半可な事をしないのは、僅かな間だが理解してる。だからこそ気になる。君は何をしているかを。」
持っている弓を一瞥して言った。
A「教えません。」
ルークは暫くの間、何故かを聞いた。
俺は少し言葉選びをして「プライベート」と答えた。
ルークは「そうか、なら仕方ない。」と素直に下がった。
その辺の常識はあるらしい。
俺がアーチェリーが苦手な理由
弓道だったからだ。
弓道はアーチェリーのルールと同じように見られがちだが、しっかりと分けられる意味がある。
目的が的を当てるのは一緒だが、弓は違うし出身も違う。
アーチェリーはイギリスで、弓道は日本。
取り敢えず簡単に纏めるとこんなところ
アーチェリー
点数あり
中心である程、高い点
弓は補助有り
弓道の弓より小さく重い。
弦は顎くらいまで引っ張る。力点は真ん中。
時間内であれば弾き直し可
作法は特にない
弓道
点数なし
的は当たりか外れ
弓は補助なし
弓は二メートルの長さ
弦は耳より後くらいまで引っ張る。力点はやや下。
やったら最後
作法あり
点数に厳しいスポーツはアーチェリー。
心体を鍛える武道は弓道。
生まれも目標も違う。
17世紀、国王が催した御前試合が競技が始まり。
武士の戦いから 明治に修練で人間形成目的。それが始まり
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たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時:2021年11月28日 19時