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元気に入ってきた慎太郎、今日は1人で来たらしい。
開口一番に私の名前を呼ぼうとするもんだから勢いよく口を塞いじゃった。
「っ！？」
『こっち』
周りからは見るからにおかしい行動だけど許してくれ。
バレると私の頑張りが儚く散ることになるから。
半個室になってるいつも慎太郎が座る席まで誘導し、やっと口を解放してあげる。
「なに！？」
『あのですね』
さっき風磨さんと喋ってる子いたでしょ？と私が仕方なく彼女のフリをしている事を彼に伝える。
��仕方なく��っていうところを強調して。
『だから女の子が帰るまで私、風磨さんの彼女のフリしとかないといけない』
「まじかよ！」
まぁ、案の定不服そうな慎太郎だったけど、風磨が可哀想だから助けてやってるんだよな、って聞き分けよく理解してくれた。
「じゃあ、それまで俺はAと喋れないの？」
だけど、うるうるした瞳でそんなこと言われたら誰だって否定出来ない。
喋れるよ、って周りに気づかれない程度に手を握ったら、ご満悦のワンコ。
よかった。今日、彼が機嫌いい日で。
菊「Aちゃんありがとね、順調にいけるわ」
『え、ほんとですか？』
裏に戻った時に、風磨さんが達成感溢れるガッツポーズをかます。
私はあの時全然いけてると思ってなかったけど…
『諦めてくれそうなんですか？』
菊「うーん、どうだろ。でも結構ダメージ食らってるっぽい」
あの後、女の子に私のことを質問攻めされて大好きアピールをしたら結構いい感じに効いたらしい。
菊「よっしゃ！これで俺は解放される…！」
と終わったわけじゃないのに喜びを噛み締める風磨さん。
だけど余裕だった時間もつかの間
状況を知る由もない店長が大声で��彼氏がAちゃんにかまって欲しいって泣いてるぞー��って叫んだことにより全部パー。
慎太郎も、��ちょ！店長！��って慌ててるから口止めしようとしてたのかな。
だけどもう、遅いです。
一気に冷めた空気。風磨さんも悟り開けるくらい真っ直ぐな目を明後日の方向に向けて喋らなくなってしまった。
菊「もう、きっぱり言ってくるわ」
『最初からそうすればいいんですよ』
諦めて全てをさらけ出したらしい風磨さん。
「俺のせい？ごめん！」
店「俺だ！すまん！」
菊「Aちゃん、ごめん！！」
計画がパーになった後、男3人に色んな意味で謝られる私。
いや、なぜ私に言う。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ニコさん» ニコ様、ありがとうございます！うわぁん、続編希望ですね、、！優しいお言葉もありがとうございます( •̥ ˍ •̥ )続編については少し考えさせていただきますね！今後ともどうぞよろしくお願いします！ (2021年11月5日 15時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 大学編完結おめでとうございます！やはり同棲編か社会人編を見てみたいです泣お時間ある時で大丈夫なので期待です！！新作も期待しております！よろしくお願いします！！ (2021年11月5日 4時) (レス) @page39 id: e62759c3bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年9月16日 0時
