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12月なんて恋人が欲しくなる時期じゃないんですか。
その子と付き合ったらいいのに。
ボソッと呟いたら風磨さんは、��そんな生半可に付き合いたくないじゃん��って男らしい事言ってきて、一瞬呑まれそうになったけど、いやまてこの人彼氏持ちに彼女のフリさせるんだぞって頭で整理したらやっぱり納得いかなかった。
菊「とりあえず今日だけAって呼ぶから」
『わかりました』
菊「俺のことは風磨くん、ね」
『………』
菊「そこは協力してくれ！？な！？」
バイト先で何を打ち合わせしてるんだか……
まだ乗り気じゃない私に風磨さんは��笑ってくれ��とご機嫌取りに必死。
『バイト中だし、挨拶するだけですよね』
菊「うん、そうだね」
まぁ、それなら何とかなるか、とテーブルを拭いていると、先にやってきたのは例の女の子だった。
風磨さんを見つけるなり、甘い声を発する。
入口付近に居た私には目もくれず、彼の元へ。
女「風磨さん、ここで働いてるんですね！」
菊「そー、はい。座って、何飲むの？」
テンション高めの女の子に対して、風磨さんはいかにもダルそうに喋る。抑揚のない喋り方に思わず吹き出しそうになった。
飲み物を風磨さんが持っていくと、女の子は��彼女さんは、もう居るんですか？��とさっきより小さめの声で話す。
…しかと耳に届いてますけど。
菊「あー…いるよ」
ちらりと私を見た風磨さんが、目線で手招き。
はぁ、と短い息を吐いてそこへ行けば、下から上を舐められるように見られた。
…バサバサのつけまつ毛にクルクルの髪。香水の匂いがキツい女の子が、わざとらしい笑顔で��初めまして！��と言う。
菊「こいつサークルの後輩」
『あ、はじめまして…Aです。』
控えめに笑ってお辞儀をしたら、一瞬で私を視界から外した彼女。
風磨さんを見るなり、��ホントにいたんだー！カノジョ！��と落ち込む様子もなく大袈裟な裏声。
…なるほど、彼女(フリ)である私より自分の方が釣り合ってる、奪える、と思ったんだろうね。
『じゃあ風磨くん、持ち場…戻るね』
菊「おう、ありがとな」
我ながらいい演技をしたと思う。
私の事を完全に忘れている女の子に隠れて、風磨さんにしか見えないようにしかめっ面をしたら、
風磨さんがこちらにごめん、のアイコンタクトをした。
よし、私の任務終わり。と思ったのもつかの間
「おいっすー！」
まだあった。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ニコさん» ニコ様、ありがとうございます！うわぁん、続編希望ですね、、！優しいお言葉もありがとうございます( •̥ ˍ •̥ )続編については少し考えさせていただきますね！今後ともどうぞよろしくお願いします！ (2021年11月5日 15時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 大学編完結おめでとうございます！やはり同棲編か社会人編を見てみたいです泣お時間ある時で大丈夫なので期待です！！新作も期待しております！よろしくお願いします！！ (2021年11月5日 4時) (レス) @page39 id: e62759c3bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年9月16日 0時
