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夜は、慎太郎が予約してるっていう店に連れてってもらう。
『え、……ここ、ですか？』
「…デス。」
目の前の建物を見上げて、唖然とする私に彼は照れくさそう笑った。
��入ろう��っていつにも増してぎこちない誘導に微笑ましくなる。
だって、ここ…めっちゃ良いホテルよ！？
なんかあの、数日前にテレビで見た気がするもん！
こんな所で夜ご飯…ディナー！？
エレベーターでどんどん登って、着いた先に居たのは黒服の上品な男性。
��こちらへどうぞ��なんてご案内されて、オドオドしちゃう私に慎太郎が��俺も緊張する��って目を細めて笑う。
『え、……もう、こんな所』
「見て、夜景すっげぇよ」
TPOをしっかり守ってる慎太郎が、いつもより落ち着いた声でガラス張りになってる方を指した。
すごい…何階からの景色…？
海も見えてキラキラしてて、なにこれ…
『綺麗すぎる…』
感動してる私たちの元に、次々と料理が運ばれてくる。
コース料理が初体験な私にとってはウキウキしっぱなしな時間で。
…はぁ、今日デニムとか履かなくてよかった。
危うくこの場所で浮くところだった。
ワンピースで正解だった。
『慎太郎がここ選んでくれたの？』
「あたりまえじゃん」
『凄い…嬉しい』
コース料理の終盤にお祝いメッセージがチョコで描かれたプレートまで出てきて、私はもう感無量。
それに、慎太郎がさらっとプレゼントまで用意してたから中身を見る前に泣いてしまった。
「A、泣かないでよ」
『だって……嬉しすぎるもん』
「嬉し涙だからいいんだけどさぁ」
全然涙止まらないし、慎太郎がなんか大人だし
ずるいよ…
20歳の誕生日も盛大に祝ってもらったんだけど、
21歳もこんな事されたらたまったもんじゃない。
幸せの1ページがまた増えてく。
「写真、撮ってもらおう」
『こんな顔で……』
「綺麗だから大丈夫」
さっきの黒服の男性が、スマートに撮影してくれた。
案の定、目が真っ赤な私。
でも、いい写真。待ち受け決定。
「A、今日はここに泊まるからね」
『え！？』
ディナーも夜景も存分に楽しんだ私に、慎太郎はさらにサプライズを用意していたらしい。
ここに泊まる……！？
『いやいや、えっ！？』
「もう部屋用意されてるから帰るのはナシね」
��帰るなら泣くよ俺��とか言うけど、そんなことするわけないじゃん！
逆に泊まっていいんですか！？
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ニコさん» ニコ様、ありがとうございます！うわぁん、続編希望ですね、、！優しいお言葉もありがとうございます( •̥ ˍ •̥ )続編については少し考えさせていただきますね！今後ともどうぞよろしくお願いします！ (2021年11月5日 15時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 大学編完結おめでとうございます！やはり同棲編か社会人編を見てみたいです泣お時間ある時で大丈夫なので期待です！！新作も期待しております！よろしくお願いします！！ (2021年11月5日 4時) (レス) @page39 id: e62759c3bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年9月16日 0時
