六拾漆 ページ22
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いや……お父さんちょっと厳しくないですか……?
まだ三歳児ですよね?三歳の子供のうちからこんなにしてればまぁそりゃあ強くなるでしょうけど、身体が追い付かず倒れますよ。
しのぶ「それを毎日して身体崩したりしませんか……?」
『大丈夫ですよ。御母様譲りで身体だけは丈夫なんで。』
しのぶ「そうですか。」
少しそこでお話してから屋敷に戻った。
時透君も起こしてからアオイが作った朝御飯を食べる。
しのぶ「時透君」
無一郎「はい……。」
しのぶ「大丈夫です。ちゃんと家に帰れますよ。」
無一郎「……はい。」
時透君はちょっとまだ警戒した様子ですけど……。
昨日いっぱい泣いていましたし少し目が腫れています。
手拭いを温めたやつを持ってこようとした時、どこかに行っていたAさんが戻ってきた。
いつの間に……?!
『無一郎君……だよね?』
無一郎「……うん。」
『これ。』
しのぶ「手拭い…ですか?」
今まさに私が持ってこようとしていた濡らした手拭いを持っていた。
『暖かいのと冷たいの。交互に瞼に当てておけば目の腫れも引くよ。』
無一郎「ありがとう」
Aさんはそんな事も知っているんですねと感心したが、後で小声で多分って言っていたのを聞きました。
これも本を読んで覚えた知識何ですかね…。
朝食を食べ終え、なほ達が食器を片付け、時透君の目の腫れも治まり、私はいつも通り診察室へ、時透君は屋敷にあった折り紙を折って遊んでいた。
無一郎「A……も一緒に遊ぼ?」
『……』
無一郎「………ダメ?」
『………………………………分かった。』
時透君に弱いのは幼くても同じの様ですね…。
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それから時間が経ち、夜遅くなって来てそろそろ寝る時間帯。
そういう時に音を立てて二人は元の姿に戻りました。
『………………』
無一郎「………………」
しのぶ「……覚えてますか?」
無言で掌や身体を見つめる二人。
『…………僕が言っていた事、しのぶさん全部忘れていいよ。』
無一郎「僕此処で何してたの……?」
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時