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四拾捌 ページ3




『そうだねぇーそういやさ、僕の稀血って普通の稀血と何か違うの?』



童磨「なんかねぇ、血を出してなくてもものすっごく甘い匂いがする。」



猗窩座「そうだな。こう、心臓の奥?とかをグワッと掻き立てるような甘ったるい匂いだ。」



何だそれ



腕に鼻を当てて嗅いでみるけどやっぱり分かんない。



『んー、飲んでみる?』



童磨「?!良いの?!頂戴!!」



猗窩座「はぁ?」



僕は日輪刀で少し指先を斬った。



童磨と猗窩座の掌にポタッポタッと血を垂らす。



二人はその僕の血を飲んだ。



童磨「何これ?今までに無かったような感覚……」



猗窩座「力が格段上がる訳では無いが今までの中で一番と言っていいぐらい甘くて美味い。」



『……』ペロッ


『うえ……鉄の味……』



童磨「当たり前でしょ?!人間なんだから!」



美味しいって言うから興味本位で舐めてみた。



当たり前の事ながら不味かった。



『いやでも生きてる事には変わりないしちょっとは分かるかなと思ったんだけど……』



猗窩座「生きていたって鬼と人間ではそもそも存在が違う。


ところで鬼にならないか?」


『無惨にも言われた』


猗窩座「そうか。で?」


『断った』


猗窩座「何故だ?」


『理由は無惨に聞いてみ〜!』



童磨「それが出来たら苦労しないよねー。俺らはあの御方が発言を許した時しか喋れないし」



『大変だね……』


猗窩座「あの御方の名前を気軽に出せるお前が羨ましい」



そっかー。鬼舞辻無惨を口に出すと呪いで死ぬんだっけ?



なんと不便な……



『あ、じゃああだ名つければ?』


童磨「あだ名??」



『そう!"鬼舞辻"と"無惨"の名前を出さなければ呪いは発動しないんだからその他で呼んでみたら?



勿論本人以外の場所で』



童磨「成程!!」



猗窩座「……嫌でもあの御方は近くにいれば思考が読めるし頭の中で考えたりしたら…………」



『物は試しだよ!!!』





四拾玖→←四拾漆



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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時

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