丗 ページ33
確かに男性同士の恋仲さんが多い。
四組あったら三組は男性同士さん達ですね。
僕は片っ端から声を掛け藤の花を持たせ、外に出歩かないように忠告した。
中にはお楽しみの方々もいてめちゃくちゃ声を掛けずらかった……(遠い目)
少し暗くなってきたのを確認して伊黒さんの元に戻る。
伊黒「そっちは終わったか。」
『はい。恐らく今いる方々には渡したと思います。
そろそろ恋仲の振りし始めますか?』
伊黒「……あぁ。名前呼びにしろ。その方が自然っぽい。それとその敬語外せ」
え、敬語は癖なんだけどな……まぁいいや。
それと、名前呼び……?小芭内さん……でいいのか?
いや、呼び捨ての方が良いのか?
伊黒「暗くなってきた。行くぞ。」
『ふぅ…』
『ねぇ、小芭内。何時もみたいに手、繋ご??』
そう言って恋人繋ぎとやらをして指をギュと絡める。
伊黒「!あ、あぁ……(いや、え?え?変わりすぎじゃね??ん??自然すぎて怖い…)」←
『久しぶりだねぇ、こーやって二人っきりで手繋いで歩くの。二人とも仕事で忙しかったもんねー!』
伊黒「そうだな。今日は久しぶりに家でゆっくりするか?」
『うん。あ、のさ。その……家帰ったら何時もみたいに抱いてくれる……?』
僕は止まり伊黒さんの手を取って頸を傾げながら聞く。
伊黒「!?(嫌、え?え?……え?これ演技だよな??演技でここまで言うか普通??と、取り敢えず合わせておいた方が良いのか?)あぁ、良いが。お前から言い出すのは初めてなんじゃないか?」
『うん。構ってくれなくて寂しかったから……!
ねぇ、今接吻して……?』
少し身体を接近させて手を握り直す。
少し人気の無い所に目を向けると伊黒さんは気付いたのか口を開いた。
伊黒「(は?!)ここでか?誰かに見られたら……」
『じゃあ、見られなかったらいいの?それなら人気のないところに行こう……?』
そう言って家の裏の人目のつかない場所に引っ張ってきた。
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廣岡唯 - あ…死ぬこの作品が神だ (11月15日 9時) (レス) @page39 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しぬわこの作品が神すぎるっ! (2022年3月9日 16時) (レス) id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しむは (2022年3月9日 16時) (レス) @page26 id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い装置 - いいですねそれ! (2020年9月28日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵 - 富岡の指定をしてる人たち!公式では、富岡でも冨岡でも…どっちでもいいと書いてありましたよ! (2020年6月19日 6時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月1日 22時