【鬼滅の刃】星柱は男の娘……？『嫌、僕女だけど。』 (ページ19)

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拾漆ページ19

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上弦の弐……逃げられた。

僕が、本気で殺そうと思っていなかったから。そんな中途半端な気持ちで刀を握ったから。

僕一人じゃ何も歯が立たない。万全の状態で本気で掛かったとしても無理だった。

そういえば、

『あれから何日ぐらい経ったの？』

時透「は？何日や何週間じゃ無いよ。

二ヶ月。君、二ヶ月もずっと寝てたんだよ？

まぁ、寝てたおかげで怪我は殆ど治ってるけどね。

因みに宇髄さんは一ヶ月眠ってただけ。」

二ヶ月……って事は今日って…

しのぶ「診察が終われば柱合会議ですからね。」

僕を見に来てくれたしのぶさんが扉の所に立っていて教えてくれた。

やっぱりか。

時透さんはしのぶさんに部屋から追い出されて今は二人だけ。

しのぶ「宇髄さんには話したんですか？女性である事。」

『？えぇ、話しましたけど。』

しのぶ「さらしを外していらっしゃったので運ばれてきた時は驚きましたけど、一応新しいさらしを巻いておきました。

布団も掛けてありましたし、お見舞いに来てくれた柱の皆さんやずっと様子を見ていた時透さんには恐らくバレていないと思います。」

それはありがたい。

確かにゆったりしてるけどさらしを巻いている感覚はある。

それより

『時透さんが僕の様子を……？』

しのぶ「はい。夜の任務や聞き込み時以外はずっとここに居ました。」

『な、なんで……そんなに接点なんて……

助けて貰って一晩寝ただけなのに…』

しのぶ「………………あら、そういう仲だったんですか？」

『え？

あ、違います違います！！そっちじゃなくて、普通に！同じ部屋で眠ったってだけです！！』

いやまぁ、僕の言い方が悪かったけど！

だって時透さんは僕の事男だと思ってるんだから有り得ない有り得ない！

しのぶ「そうなんですか。私の早とちりだったみたいですね。すみません。」

『いえ……』

診察してもらって異常は無し。隊服を着て羽織も羽織って刀を腰に刺す。

いつもと同じ何だけど二ヶ月ぶりに身体を動かすからか全然動かない。

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