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貴方「……また、端っこだね」
ザックの言う通りに動いていたら端っこだ。
ザック「クソッ、前にも横にも進めねぇじゃ…」
レイ「ザック、戻って」
ザック「!……無事だったか」
レイ「…うん。思ってたより簡単だった」
ザック「“簡単"か…。あと行き詰まってる俺らを見て高みの見物ってか?」
貴方「ザック。何も…、そんなこと言わなくても…」
私が言うと、『黙ってろ』とでも言うように私の頭をくしゃくしゃとする。
レイ「…そうじゃない。こっちのモニターにザックとAが映ってる。私の言う通りに動いて」
レイちゃんの言葉にピクッとザックが反応する。
貴「ザック…?」
レイ「戻ったら、右下、左、下…それから」
ザック「うるせぇ!!俺に指図すんな!!!……俺はゲームのコマじゃねぇ。勝手に動かそうとすんな」
貴方「……ザ、ザック…落ち着こ?」
ザック「テメェもテメェでうるせぇんだよ…」
貴方「ご、ごめん、なさい……」
ザック「チッ…」
ザックは私の手を引っ張って、跳んでいく。
貴方「あ、たどり着い……ちょ、ザック!?」
ザックがぐいぐいと私手を引っ張る。
ドアを開けるとバァンッと乱暴に閉めた。
貴方「ここどこ……?」
ザック「おい…」
貴方「なに?ザッ__」
振り向くとすごくザックの顔が近かった。
そして
貴方「ん…ッ、……ザッ…ク…?」
ザック「……っ、悪い…」
フイッと顔を背けた。
貴方「……」
また……キスされた。
考えただけでも、恥ずかしい。
ガチャ、と隣から音がした。
レイちゃんが入ってきたようだ。
レイ「注射器…?ザック、この部屋は」
「あーっはっはは!」
貴方「!」
この声、モニターからじゃない…。
キャシー「はぁい!生身では初めまして!」
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金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» マジか!!私も好き!死神くん声域凄いよね!憧れる! (2018年6月4日 7時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - 僕ね大好きなんだ!! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - きゃぁぁぁぁまじでまじで?!? (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» 死神くんか!!知ってるよ!ちょっとしか見たことないけど!! (2018年6月3日 19時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - ザックの!声!の!死神さん! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ
作成日時:2017年4月3日 3時