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貴方「っ……!」
ザック「“一生飼い殺し"………か」
キャシー『あーっはっはは!来るのが随分遅かったわねぇ。お昼寝でもしてたのかしらぁ?__ねぇ、せっかくだからもう一度、聞いてあげるわ。牢獄で一生過ごすのはどう?』
ザック「……だから入らねぇって言ってんだろうが。しつこいんだよ。どーせ、ろくなもんじゃねぇ」
「オ゛オ゛ォ」
ザック「だから何度も聞いてくんな」
「オォ…」
キャシー『あら、つれない。私を楽しませる、道具にはなってくれないのね?』
ピクリと、ザックが反応した。
ザック「……あぁ?」
キャシー『__道具っていうのはね、あなた達のことを言っているのよ?だってあなた達見てるとほんと可笑しいんだもの!』
貴方「……何が可笑しいの?」
キャシー『あっはは!分からないの?随分と変な約束をしているのね?危うくお互いの身勝手を押し付けただけの約束。利害は一致しているように見えるけど、お互いが道具に過ぎない。__でも、本当の道具は誰なのかしら?』
ザック「…どういう意味だ」
キャシー『あらやだ、わからない?でもいいわ。だからこそ、罪人なのよね。そういうの罪人らしくて好きよ。それに馬鹿な子も可愛いわ。ねぇ、ザック』
クスクス、と笑うキャシー。
キャシー『では引き続き、刑罰をお楽しみくださぁい♪』
プツンと切れた。
ザック「……道具、か。……あぁ、ムカムカしてきやがった。」
レイ「ザック?」
ザック「今あんま、話しかけんな」
レイ「でも…」
ガッ!!
貴方「!…レイちゃん!」
「ア゛ァ、ア゛ァ゛…」
その飼い殺しは『助けて』とでも言っているようだった。
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金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» マジか!!私も好き!死神くん声域凄いよね!憧れる! (2018年6月4日 7時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - 僕ね大好きなんだ!! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - きゃぁぁぁぁまじでまじで?!? (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» 死神くんか!!知ってるよ!ちょっとしか見たことないけど!! (2018年6月3日 19時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - ザックの!声!の!死神さん! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ
作成日時:2017年4月3日 3時