【殺戮の天使】絶対、護るから【アイザック・フォスター】2 (ページ15)

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６３銃殺刑の部屋にて-1 ページ15

貴方｢はっ、はっ…｣

レイ｢はっ、はぁっ…はっ｣

ドサッとレイちゃんが転けた。

レイ｢ー！｣

貴方｢レイちゃん！大丈夫！？｣

レイ｢う、ん……｣

ヒャハ…と声が聞こえた。

貴方｢！！｣

レイ｢今の声…｣

貴方｢ザックだ。早く逃げよう｣

走り出したらもう既にザックは後ろにいた。

貴方｢レイちゃ……！｣

ザック｢ヒャハハハ！！｣

レイちゃんが立ち、行こう…と言う。

貴方｢うん！｣

走っていると扉があった。

その中に入ると、白くて広い部屋があった。

レイ｢……！行き止まり…？｣

コツコツと後ろから誰か来ている。

後ろを向くとザックが鎌を首につきたてた。

貴方｢っ……｣

ザック｢ハーッ…ハーッ…｣

レイちゃんが目を閉じると、ザックは鎌を振ろうとした。

が、その刹那、ダァンッとザックの肩から赤いものが飛び散る。

キャシー｢あーっはっはははははは！！はぁい！よくここまでいらっしゃいました！｣

貴方｢おねえさ……！！｣

あれ、なんだろう。

体が動かない。

キャシー｢あら、Aは危ないお薬の方を刺したのかしら？それと、いい所を中断しちゃってほんとにごめんなさぁい｣

クスクスと笑うお姉さん。

貴方｢あぶ、ないくすり……｣

キャシー｢そうよ。Aに渡した危ないお薬は、そのまま立てなくなって意識が無くなっちゃいまぁす！どう、素敵なお薬でしょう？｣

立てなくなって座り込んだ。

レイ｢A…！！｣

貴方｢レイちゃん…｣

キャシー｢…ここは銃殺刑の部屋だから、せっかくだし打ってあげたの。ほら見て、たくさんの銃口があなた達を取り囲んでいるわ｣

お姉さんの声が遠くに聞こえた。

重い瞼がゆっくりとおりてきて＿＿…。

そこで私の意識は途切れた。