今日:33 hit、昨日:8 hit、合計:108,403 hit
小｜中｜大
＃６７４ ページ49
潤side
Aが外出している間に、この前の話し合いの続き。
5人だけの会議室の空間はいつも通りのはずなのに何だか重たい。
翔「…やっぱりさ、全員が納得できる形をとりたい。もちろん他のスタッフも含めてね？」
雅「それは…そうだね。」
他のスタッフにもまだ何も言っていない。
今だって普段のカンファレンスだと思っているんだろう。
潤「俺は、この場所は残しておきたい。」
和「うん…その意見は俺も同じかも。」
あの話から何日か経ってやっと言えたのがたったこれだけなんて…
翔「場所は残しておく、として。じゃあ…スタッフとしてここに残り続ける？」
和雅「……」
会議室の空気が一瞬固まった。
それはつまり…それぞれ違う道を歩むかどうか。
智「何を言っても構わないから。自分の思ってることを言ってよ。」
大野さんはいつもみたく優しく微笑んだ。
自分の思う未来…か。
翔「俺はここに残りたい。精神病院として機能してるのなんかこの辺じゃここくらいしか無いしね。」
そっか…
俺らだけじゃ決められないんだ。
地域の方や患者さん含めてのこの病院なんだ…
潤「俺も…その、ここで精神科医として務めたい。ここがいい。」
智「ん、そうだね。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルルモ(プロフ) - 移行おめでとうございます！こっそり楽しく読ませていただいております。 (2019年4月15日 19時) (
レス) id: f5d7b6f301 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年4月13日 15時
