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『 ただいま帰りました。 』
自分の家であるのに他人行儀なのは私ができの悪い娘だからだろう
｢ あ、姉ちゃんおかえり。 ｣
返してくれるのは、弟だけで
両親は、返してくれない
弟の大晴は、私と違って賢いし明るくて積極的
両親にとって自慢の息子だ
｢ お前は、遊ぶために大学に行ってるのか ｣
怒られるのはいつものこと
飲みサーだって知ってて入っているのは
父への反抗だと思う
｢ 父さん、そんな言い方しなくても ｣
『 いいよ、大晴。すみません、以後気をつけます 』
母はいつも黙ってこの会話を聞いている
だから、、、今日くらいこんな家に帰りたくなかった。
居場所なんて部屋ぐらいだった
正門先輩から連絡来ないかなって
そんなこと、考えてたんだ
正門良規Aちゃん、あのあと大丈夫だった?
やっぱり、先輩はいつでも優しかった
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作者名：夢虹 | 作成日時：2020年5月19日 4時
