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「あぁ…もう何もかも完全に終わった」
あれから私はてつやと一緒にあのレトロな
喫茶店に来ていた
てつやが落ち込む私を気遣ってくれて
好物のチーズケーキを頼んでくれたけど
食べる気力もない
「んな落ち込んでもしょうがないやん。
としみつだって本気で言ってるわけじゃないと思うし」
「う…やっぱり私なんて岡崎に帰ってこない方が良かったんだ」
こんな弱音吐きたくないのについ口から出てしまう。
あの後のスタジオの雰囲気は最悪で
皆、動画を撮る気にもなれなかったらしく
それぞれ帰ってしまった
想像していたよりも遥かに私は嫌われているらしい。
としみつの言う通り、今更謝ったってもう遅いし
さすがに自分勝手すぎるよね…
「…だー！さっきからそんなことばっか言ってるやん」
てつやがオレンジ色の髪をぐしゃぐしゃと掻きむしって言った
「こんな事でいちいち挫けてたら一生仲直りするの無理。それでもいいなら俺はもう何も言わん」
「…嫌だよ、そんなの。私はまた前みたいな関係に戻りたい」
「ほら、それ。」
「え？」
「自分の思ってること素直に伝える、って昨日も
言ったじゃん。きっと大丈夫だって」
てつやのあたたかい手が私の髪をそっと撫でる
…すると、だんだん気恥ずかしくなったのか
髪をグシャグシャにされた
これもきっとてつやなりの励まし方なんだと思う
乱れた髪を直していると何だかさっきよりも
心が軽くなっていることに気づいた
「分かった、私もう一度皆と話してみる
それに…早くしないと時間もないし」
「…そっか。もうすぐだっけ」
「うん。最近あんまり調子良くなくて、思ったより時間がないからもう近いのかも」
私の、命のタイムリミットが──────────
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蛍(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます😭 これから少しづつ更新できるように頑張ります！ (2023年3月10日 20時) (
レス) id: e89e3b6ebf (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 私なんなら、長編作結構好きなのでありがたいです笑これからも無理せず更新していってください！ (2023年3月10日 11時) (レス) @page28 id: 9417752f32 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 理々杏さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます! 少しづつですが、完結できるように執筆を続けたいと思ってます (2023年3月9日 10時) (レス) id: e89e3b6ebf (このIDを非表示/違反報告)
理々杏(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読ませてもらってます〇無理に続けて欲しいとは言えませんが良ければこれからも蛍さんの紡ぐ物語が見れたら嬉しいです〇ずっと応援してます。長くなっても遅くなっても待ってます〇 (2023年3月9日 3時) (レス) @page28 id: 90f7b4cec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍 x他1人 | 作成日時：2022年10月3日 16時
