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「えええ？！なんで泣いてんの？嫌だった？」
てつやが慌てた様子で駆け寄る
嫌なわけない
嬉しいに決まってる
…そう思ってるのに、ただ首を左右に振ることしかできなくて喉の奥が熱くて何かが詰まっているかのように声が出ない
私、いつの間にこんなに涙もろくなったんだろう
「ばーか、こんくらいで泣くんじゃねぇよ
桜なんて来年も見れんだろ」
としみつが私の髪をクシャクシャと撫でる
きっと気を使って出た言葉だと思うけど
彼の未来に当たり前に私がいることが嬉しかった
「としみつぅ、ありがとうぅぅぅ…」
と「…うわっ。おい！急に抱きつくなって！」
し「は？！てめ、としみつ！そこ変われ！」
り「ちょっ、しばゆー落ち着いて」
て「A〜！俺も俺も!!」
む「隙あらば自分も抱きつこうとすんな！てつや！」
ゆ「お前らうるせぇって…」
あぁ、
やっぱり皆と居るこの瞬間が私の中で一番幸せだ。
「あ…それとあとひとつ、聞きたいことあるんだけどもしかしてここでするの？鬼ごっこ」
私の問いにてつやの目がキラリと光る
「そう！何と！この学校、今日だけ特別に貸切にさせてもらってます」
…さすがYouTuberだ
やることが違う、
「で、ルールを説明すると…この鬼ごっこはチーム戦にします!! りょう、としみつ、しばゆー対、A、ゆめまる、虫さんの3対3のチームね。因みに俺は人数調整の都合上もあって皆の応援係でーす、制限時間は90分。それまでにAを捕まえることができなかったら、そこで試合終了になります！」
え、
てつやは参加しないんだ…
心に靄がかかる感じがして何だか変な気持ちになる
「いーの？てつや、もし俺が勝ったらAのこと好き放題にできるんだよ？」
す…好き放題？！
りょうくんの誤解されそうな言い方にアワアワとすしていると、不意にてつやと目が合う
その瞳は何かを訴えるかのように不安げに揺れていた
「…あー。それは大丈夫、Aは絶対捕まったりしねぇから。」
ニカッと笑うその姿はいつものてつやだったけど
何か、違う気がする
──────────まるで作られたかのような偽物の笑顔
続く (更新停止中)
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蛍(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます😭 これから少しづつ更新できるように頑張ります！ (2023年3月10日 20時) (
レス) id: e89e3b6ebf (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 私なんなら、長編作結構好きなのでありがたいです笑これからも無理せず更新していってください！ (2023年3月10日 11時) (レス) @page28 id: 9417752f32 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 理々杏さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます! 少しづつですが、完結できるように執筆を続けたいと思ってます (2023年3月9日 10時) (レス) id: e89e3b6ebf (このIDを非表示/違反報告)
理々杏(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読ませてもらってます〇無理に続けて欲しいとは言えませんが良ければこれからも蛍さんの紡ぐ物語が見れたら嬉しいです〇ずっと応援してます。長くなっても遅くなっても待ってます〇 (2023年3月9日 3時) (レス) @page28 id: 90f7b4cec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍 x他1人 | 作成日時：2022年10月3日 16時
