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あれから早一ヶ月が経ち、ここでの生活にも慣れてきた頃
その日は突然やってきた
仕事からの帰り道、通り掛かった交差点で
ある人を見つけた
「え…」
その人物を見た途端に心臓が激しく音を立てて
息が上がる
まさかこんな所で会うなんて…
ごくりと息を呑む
まだ相手は私に気づいてないみたいで、見つかる前に早くその場を去りたかったけど私の体は全く動かない
心の準備はしていたはずなのに
いざ目の前にするとかなり動揺していた
「…てつや」
震える声でぽつりと名前を呼ぶ
距離が離れているから聞こえるはずないのに…
てつやは突然足を止めて振り向く
… 目が合って、お互い10秒ほど固まっていたと思う。
突然、てつやが此方に向かって歩いてきて
私はただ呆然として突っ立っていることしができなかった
間近で見ても姿は昔と全く変わっていない
「…やっぱり、Aだ」
数年振りに聞いた声
あんなことがあったのに昔と変わらずに
接してくれるんだな…
てつやは笑っているものの、どこか戸惑いを隠せていない様子が分かる
…何か言おうかと思ったけど気がつけば私は
その場から逃げ出していた
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蛍(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます😭 これから少しづつ更新できるように頑張ります! (2023年3月10日 20時) (レス) id: e89e3b6ebf (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 私なんなら、長編作結構好きなのでありがたいです笑これからも無理せず更新していってください! (2023年3月10日 11時) (レス) @page28 id: 9417752f32 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 理々杏さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます! 少しづつですが、完結できるように執筆を続けたいと思ってます (2023年3月9日 10時) (レス) id: e89e3b6ebf (このIDを非表示/違反報告)
理々杏(プロフ) - はじめまして!いつも楽しみに読ませてもらってます〇無理に続けて欲しいとは言えませんが良ければこれからも蛍さんの紡ぐ物語が見れたら嬉しいです〇ずっと応援してます。長くなっても遅くなっても待ってます〇 (2023年3月9日 3時) (レス) @page28 id: 90f7b4cec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛍 x他1人 | 作成日時:2022年10月3日 16時