あなたに夢中。Ⅰ (ページ11)

今日:127 hit、昨日:226 hit、合計:539,077 hit

攻防戦上のプロポーズ（K.K）ページ11

Ken side

あいつのことなんて、手に取るようにわかる。

小「どうも！こじけんと！」

「「「「「「愉快な仲間たちです！」」」」」」

今日はYouTubeの撮影。俺らはわりと平常心やけど、うちの紅一点は朝からそわそわそわそわしとる。

まあ、今日はこいつが主役やからなあ。

「本日は、三神Aプレゼンチュ…すいません噛みました！正門くん！」

正「はい、本日は三神Aプレゼンツ！紅一点・三神Aに33の質問、を行いたいと思います」

小「こいつ昨日の晩からずっとそわそわしてて、俺に電話してきましたからね。『再生回数701とかやったらどうしよ』言うて」

末「701の内訳はなんなん？」

「わたし以外のメンバー6人と向井康二くんは100回見てくれると信じて…あとの1回は親」

リ「あっ、Aは見いひんかんじ？」

佐「Aちゃんの親ドライすぎません？」

「わたしはみんなが見たあとに回数稼ぎのために見るんで、まだ何回見るか未定です。1000回に届かせたいから今んとこ300は見ますね。見るっていうかつけっぱなしにしときます」

福「いやふつうに見ろや」

正「Aが300回見ることになるんで、みなさんぜひ何回でも見てあげてくださいね」

Aが、「わたしにはアンチもいっぱいいるから、再生回数伸びると思う！あの人らなんやかんや言うて見てくれるし！やから質問企画やらせてください！」と名乗りをあげたのは、YouTube企画会議の直後。

こいつにこんな悲しいことを言わせてしまう世の中に唾吐きたくなったけど、当の本人は「名案やろ～！」とか言うてる。

Aがリチャくんと並んでグループの目印になってくれているのは事実やから、たしかに取り上げへん手はないやろうってことで今回の企画が実現したっていうわけ。

「わたしもどんな質問が来るのか知らんので、ちょっとドキドキしてます。やから朝まで飲んでました。やははは！」

正「冗談やと信じて、さっそく始めます！」

うそつけ、昨日の晩から緊張で何も食えへん言うてたくせに。タクシーで家に駆けつけて、カップ麺食わせたこと一生忘れへんからな。