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arside
「朝も大ちゃんと行きたいな」
部活が終わって一緒に帰ってたら急にそんな事を言われた...
「えっ...でも朝はいのちゃんと行ってるし...」
と言うと、いのちゃんいてもいいよ〜と可愛い笑顔で言ってきた
そう言われると断る理由もなく...
「ちょっといのちゃんに聞いてみるわ！」
そんな話をしながら家まで送っていって、自宅に帰った。
正直朝弱いからいのちゃんとダラダラしながら行きたいし、いのちゃんにも聞きにくいし...
でも中学の時みたいになっても嫌だしなぁ〜
中1の時、初彼女ができた。
でもその当時付き合うってよくわかんなかったから恥ずかしさもあって、それまでと変わりなく過ごしてた。
2人で帰りたいって言われてもみんなに見られて冷やかされるのが嫌で断っちゃって...
結局俺は1週間でフラれた...
理由は「有岡くんって思ってたのとなんか違った」だった。
そんな黒歴史を思い出しながらご飯食べてゲーム持っていのちゃんちに行く。
おばちゃんが快く迎え入れてくれた。
「そのゲームこの前一緒にクリアしたじゃん。
どうせ今日のノート借りにきたんでしょ」
って笑いながらノートを探すいのちゃん
あ〜そうだ！ノートも借りたい‼笑
大ちゃん寝すぎだしって言いながらも現国と物理のノートを渡してくれた。いのちゃん俺が寝てた授業ちゃんと覚えてくれてるんだ♪
「おぉ〜！助かる‼ありがとう♡
あとさ〜あの〜その〜」
やっぱりちょっと言いにくい..
「朝なんだけど、みきちゃんも一緒に行きたいみたいで...断ろうとしたんだけど3人でもいいよって言われちゃって...」
俺が申し訳なさそうに言うと、いのちゃんがあ〜っ...て何か考えた後
「2人で行きなよ。俺もそこまで野暮じゃないわ(笑)1本早い電車乗るよ」
って言い出すから
「えっ、そこまでしなくていいよ！もともといのちゃんと一緒に行ってたんだし‼やっぱ俺断ろ「いーのいーの！本当は俺余裕持って行きたいから...大ちゃんに合わせて遅い電車に乗ってやってたんだぞ〜」
って笑いながら言う...そんなバレバレな嘘俺でも分かるし
「でも...」
「大ちゃん！中学の時みたいにフラれたら嫌でしょ〜あの時慰めるの大変だったんだから！せっかくうまくいってるんだし、一緒に行ってあげなよ」
自分自身気にしてたことをはっきり言われて、変に納得させらた。
さすがいのちゃんだ。俺のこと分かってる！って感心しながら俺は借りたノートを持って家に帰った。
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月6日 20時
