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ある日の放課後




モ「あの...伊野尾くんいるかな...?」



急に話しかけられたと思ったら3年の超美人な先輩だ



「あ、はい..... いのちゃーん!」



「...ほぇ?...おれ?」



気の抜けたような返事をしながら歩いてきて先輩と一緒にどこかに行ってしまった




「いのちゃんまた呼び出しぃ⁉誰?知ってる子?」



大ちゃんが好奇心丸出しで聞いてきた


「確か3年の黒木って先輩じゃないかな〜」


「えぇぇ‼黒木先輩ってあの超美人の巨乳の⁉」


大ちゃんのでかい声に残ってた奴らが一斉にこっちを見る...



「バカ!声でけーよ!そうそうその先輩」



「マジかぁ〜!そういえば先週俺が部活で一緒に帰れねー時2人で歩いてるの見た!
ついにいのちゃんにも春が...羨ましい〜‼」


そんなこと言いながら大ちゃんは興奮してるけど....


俺は.....


なんとなくいのちゃんは断る気がしてた。


俺といのちゃんは1年から同じクラスだったけど、しょっちゅう隣のクラスの大ちゃんが来てた。
2人は幼馴染ですっげー仲良かったけど
いのちゃんの大ちゃんを見つめる目が友達を見るそれとはちょっと違う気がしてた。
それに2人の距離感が近すぎて最初はビックリした!
最近じゃ慣れてきたし、あまりに自然にくっついてるからそれが普通になってきたけど...



いのちゃんが戻ってくると残ってた奴らが一斉にいのちゃんの周りに集まった。


「なんて言われたの⁉」



大ちゃんを筆頭に興奮気味にクラスの奴らが聞いている。



「え〜〜〜ナイショ」

「.....はぁ??」

どんなに聞いても話そうとしないいのちゃんに、クラスの奴らは呆れて帰っていった。




「告白じゃなかったの?」


3人で帰りながら俺が何気なく聞くと


「告白だったけど断った」


あれだけもったいぶっておきながら、ケロリと答えるいのちゃんに大ちゃんは


「はぁぁぁ⁉おめーばかじゃねーの‼あんな美人な先輩!俺だったらソッコーおっけーしてるわ‼」

と間髪入れずに叫んだ


なんで断ったの?って俺が冷静に聞くと、だって好きな人じゃないのに付き合うのめんどくさい....ってまた大ちゃんを敵に回すような事を言った。

「あんな綺麗な人だよ!付き合ってたらゼッテー好きになるに決まってるし」


「大ちゃんは本当の恋を知らないお子ちゃまだからそんな事いえるの!」

「いのちゃんだって知らねーだろ」

「さぁ〜どぉだろ?」


2人の会話聞いてたら頭痛くなってきた....

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作者名:みー | 作成日時:2017年3月6日 20時

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