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その日は朝からどんより曇っていた






「大ちゃんおはよ〜好きだよ〜♪」


「どうも♪いのちゃん口の横にゴマついてる笑」



何食ったの〜?笑 なんて話しながら俺たちはいつもの電車に乗っていつもの駅で降りて、学校までの道のりをくだらない話をしながら歩いていく。









放課後光はバイトですぐ帰ったけど、大ちゃんの部活も俺のバイトも休みで、なんとなく他のクラスの奴らと話が盛り上がって残っていた。









「あの〜ちょっとだけいいですか?」




急にガラガラと前の戸が開いて、髪の長いスラっとした美人な子とショートボブの小さくて可愛らしい子が立っていた。






「いのちゃ〜ん!呼び出しだよ〜行ってきなよ」





大ちゃんがニヤニヤしながら俺に振る





「ほぇ?俺⁇」




自分を指差しながら尋ねる。また告られんのか〜面倒だな...とか思ってたらその子は首を横に振って









「いや...あの〜有岡先輩にお話があって...ちょっとだけなんで」


「へっ⁉おれ?」









クラスが騒然となる中、挙動不審になりながら大ちゃんはその2人と教室を出て行った。


嫌な予感がした...









残ってる奴らが一斉に騒ぎ出す



「え〜!マジで⁉大ちゃん⁉」


「告白!と見せかけて〜じゃない⁉笑笑」


「あ〜絶対そういうオチだな笑」





みんながそんな話で盛り上がってたら割とすぐに戻ってきてからかわれる大ちゃん。


「なになに〜〜付き合っちゃったの⁉」



















「うん...俺...彼女できた...」






一瞬時が止まった後「えーっっっ‼」ってみんなの驚く声が響き渡った

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作者名:みー | 作成日時:2017年3月6日 20時

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