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ymside




「おっ!山田の卵焼きめっちゃ美味そう‼
いただき♪」





「あっ...」




光先輩が秒で俺の弁当から卵焼きを取って口に入れた





「うめ〜‼‼山田のかあちゃん料理上手!」





「あ〜〜!俺も狙ってたのに〜」



いのおちゃんまで笑
でもどうせ食べられるならいのおちゃんが良かったし‼





「これ...俺が作りました。」




え〜‼マジで〜‼‼って3人の声が屋上にこだまする。
賑やかな先輩たちだな...
いのおちゃんに昼飯一緒に食おって誘われて断ったけど、どうしてもって言われてたまに一緒に食べてる。
若干3人のテンションについていけてない笑

でも確かに1人よりみんなでワイワイ食べる弁当はいつもより美味い気がした。



「そういえばさ今日の英語の時どしたの?いのちゃんが授業聞いてないなんて珍しいじゃん!」

「何でもいーだろ〜。光だって英語起きてるの珍しいじゃん!雪でも降るんじゃね」


やるのか〜って光先輩が構えると有岡先輩がまぁまぁ2人ともって仲裁に入る。
なんかトリオ漫才見てるみたい...







「そういえば山田は部活とか入ってねーの?」




ふいに有岡先輩が聞いてきた。



「あ〜...本当はサッカー部に入りたかったんですけど、俺入学して最初の2週間骨折で入院してて、退院してからもちゃんと歩けるまで時間かかってなんか入り損ねちゃって...」




「マジで⁉大変だったな〜」




「俺も知らなかった‼やまだ苦労してんだな」




「軽音部来いよ〜♪」



いやいや俺ギターとか弾けないし!

退院して学校来てみたらもうグループみたいなの出来上がってて、最初人見知りな性格の俺はその輪に入っていけなくて....
結局友達っていう友達はできてない。

まぁ別にいいけどね...
たぶん俺のこと理解してくれる人間も少ないと思う。



「彼女とかいねーの?それだけイケメンなら相当モテるだろ!」




有岡先輩が食い気味に聞いてくる




「あ〜なんかよく話しかけられるけど...
俺女子苦手なんで...」






お前ケンカ売ってんの⁉と有岡先輩が笑顔で聞いてきた。
大ちゃんには一生言えない台詞だなっていのちゃんに言われて、何だと〜って構える有岡先輩。今度は光先輩が仲裁にはいる。




この人達このやり取り何回繰り返すんだ笑




先輩達の賑やかなやり取りを見ながら、いつも長く感じる昼休みはあっという間に過ぎていった

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作者名:みー | 作成日時:2017年3月6日 20時

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