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arside
「いのちゃん一緒に帰ろーぜ」
今日は雨で部活は自主練だから久しぶりに早く帰れる♪帰ってゲームでもしよっと
「帰ったらゲームしねー?って今日もバイト?」
「うん」
「うわっ今週ずっとじゃん!シフトえぐいな...」
せっかく早く帰れるのに...つまんねーの
「でも今新しいやつに教えてるから、覚えたらちょっとマシになる♪」
「新しい人入ったの?あんなへんぴな場所なのに⁉」
いのちゃんのバイト先は学校からもちょっと離れてるし車通りも少ない場所にある。
楽そうだから選んだらしいけど...
「俺がスカウトしたから」
「え〜!どこで?」
「バイトの帰りに絡まれてたから助けた」
「えー‼いのちゃんに助けられるってどんだけ弱いんだそいつ」
「おい‼笑
まぁ俺も本気だせばやれっから」
とか言いながら細くて白い腕を曲げて見せつけてくる。いやいや絶対無理でしょ〜!
「も〜気をつけてよ〜」
いのちゃんケンカ弱いし興味なさそうな顔して正義感強いから心配だ。
「バイト終わったら行くね!」
いのちゃんはバイトの後でも俺が誘ったら必ず来てくれる。疲れてたらいいのにって思いながらもやっぱりいのちゃんといると楽しいから...
「うん!あと数IIの宿題も教えて」
「おっけ〜」
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作者名:みー | 作成日時:2017年3月6日 20時