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藤ヶ谷の気持ち ページ17

藤「で、なんで北山が来たの」




北「あっつ、このお茶熱いな笑笑」



お茶を冷ましながら話す北山



俺の話なんか聞いてもないんだろ?




藤「ねぇ話聞いてる?」



こっちはさっき号泣したばっか
急にこられても困るし
何より自分で来ない宮田に腹がたつ



北「話し?あぁ聞いてる聞いてる
俺は宮田に頼まれたし宮田に行かせるつもりだったけど相手が相手だからな」



心無しか少し睨まれた気がした



藤「相手が相手って笑」



北「まぁね笑笑
それで本題なんだけど玉はどこにいるの」



藤「どこって...教えるわけないじゃん」



ダメなのはわかってるけど俺だって好きだから



北「わけないって藤ヶ谷!
玉はお前のものじゃないんだから玉は宮田の」



藤「んなこと俺が1番わかってるって!!」



言われたくない
今は玉が誰かのものとか玉が付き合ってるとかそんな現実的な話はいらない



北「...ならなんで」




藤「北山は俺の気持ち知ってんだろ!いいじゃん少しくらい...今だけ俺に勘違いさせてくれよ…」




気持ち悪い
こんな俺が気持ち悪いのは分かってる
分かってるけど今だけだからさ



藤「今日泣くのこれで何回目だよ笑
馬鹿みたいだな俺」



北「...ん、馬鹿なのか…そうかそうか
なら一晩だけ馬鹿な君に猶予を挙げよう」




は?
なんか納得したような素振りをしてる北山だけど俺には全く理解ができない



北「じゃ、俺もう帰るから明日中に玉を返してこい」




さっきまでの熱意はどこいったのかわからないくらいあっさり帰った北山




きっと北山にとってこれは俺に対する同情なんだろうな



つくづく馬鹿だと思うわ



玉、宮田ほんとにごめんな

ふたり飲み→←北山の覚悟



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作者名:ふらわぁ | 作成日時:2018年3月5日 0時

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