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それは私が小学生の時のこと。
私に近づく男は片っ端から姉目当てだった。
姉は勉強に部活。Aより全然成績が優秀だった。それに顔もスタイルも私の数倍はいい。
いわゆる、完璧女子。
妹の私が言うのもなんだが姉はかなりモテていた。
A｢光くんのバンド楽しみだなぁ｣
私は姉の話をさけた。
光｢5月の半ばだから…来週の土日！Aちゃんは土曜部活だよね？日曜なら大丈夫？｣
A｢うっうん！！楽しみにしてるっ！｣
少し姉のことが気にかかるが、素直に光くんと会えることは楽しみだった。
光｢そっかぁ〜嬉しっ！！じゃあとりあえず今日はデート楽しも？｣
A｢うんっ！！！！！！｣
映画館にゲームセンター。新しくできた雑貨屋さん。色んなところにいった。
光｢あ〜、すんげぇ楽しかった〜Aちゃんといる時間ってほんと早いんだよ。足んない(笑)｣
A｢私もそう思う(笑)光くんと離れるの寂しいなぁ｣
光｢もー、そうやって俺を離れられなくさせる(笑)俺だって寂しいわ、、｣
私は今日行った新しい雑貨屋さんで可愛らしい猫のキーホルダーを見つけた。
光くんには似合わないかな？なんて考えたりもしたけど気に入ってしまったから買った。
A｢あのさっこれ。｣
私はそのキーホルダーを光くんに渡した。
光｢えっ！なにこれ？ね、ね、ねこのストラップー？可愛いじゃんーーーーー、、｣
A｢う、うん。図々しいかもだけど…
お揃いなの………です……｣
照れながら同じキーホルダーを光くんに見せる。
光｢えっ！お揃いなの？俺、大事にするね！｣
そう言って２人ともバッグに猫のキーホルダーをつけた。
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作者名：りんごちゃん | 作成日時：2017年3月17日 13時
