Sixteen 喧嘩勃発 ページ17
「ただいま〜っ
A！ いるか〜？」
『……！』
夕方になって、楽しそうなキルアの声が玄関から聞こえた。
生憎私の部屋は、玄関から1番近い部屋なので、逃げる事も出来なかった。
……そして、キルアの声に反応するヒソカ。
「A！ どうだった、ヒソカとのデー、」
「やぁ◆」
「ぎゃああああぁぁ……」
全部言い終わる前に、立ち上がったヒソカを見て凄いスピードで後退るキルア。
今のは神業だったよキルア君。
「どうして…君が彼女とボクのデートを知っているのかな？♧」
優しい言葉をかけてくれていたヒソカは終わり、途端にピエロの顔して、いつもの口調に戻った。
…私の前だけなんて、…もう。
「あ、いや、それは……なぁ？」
「クックック……怯えてる君も、可愛いよ…♧」
「ひぃ…っ！！？」
片眉だけをくい、と動かす。
…キルアは気付いてないみたいだけど、この仕草をする時のヒソカは相当怒ってる。
……だけど、そんなにキルアに怒る理由が？
「そ、それはだな…！ 色々な事情があって、」
「色々な、事情……ねェ…？♥」
「ぐぅ…っ」
「ボクが聞きたいのはね……
彼女を…Aをこんなに病的に細くさせたのはキミかを聞いているんだよ……♠」
「病的にっ、て、ちょっと太ってたから標準体型に戻しただけじゃねぇか、」
「これのどこを見て標準と言えるんだい？♧」
ゴゴ、と音が鳴りそうなほどヒソカのオーラが増加する。
ヒソカさん、我が家の安泰は守ってください。
「ボクはねぇ、キルア……賢い君は好きだけど、今の君は…賢いとは思えないなァ？◆」
「…なに、真剣に怒ってんだよ、ヒソカ。
もしかして、Aが俺と一緒に目標達成したから嫉妬してんの？」
……喧嘩、勃発。
バチバチと散る火花。…どうしよう、誰でもいいから助けてくれ。
「今、殺してやってもいいんだよ…♡」
「その前に、俺がお前を殺ってやるよ」
『ちょ、おい、2人とも…』
「……あのさ、喧嘩するなら帰りなよ
＿＿ヒソカ」
2人が構えた瞬間…響いた低めの声。
扉にもたれかかって腕組みするイルミがいた。
『イ……ルミぃぃっ！』
「うざい」
「……」
「……♠」
抱き付けば顔を押さえつけられる。
それを見て、観念したみたいにヒソカが笑った。
「……イルミが言うなら仕方ないね◆
ここではキミを殺せないし…楽しみにとっておくよ◆」
そういって、火種は帰って行った。
Seventeen 突然来た配達お兄さん→←Fifteen 青い果実
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
