銀雪戦隊スノーマン -15- (ページ6)

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ニール「ジェイド様まで…どうされてしまったんですか、一体…」

ジェイド「年越しだからだよ。ちゃんとニールの分も用意してあるんだ。…ディスドールはそれから招喚する、だろう?」

マオ「はい。俺、今面白い事を考えてるので。」

モル「ジェイド様の奢りだ、ありがたく頂けよ。」

ニール「俺はどうなっても知らないからな…いただきます…」

モル「結局食ってんじゃん。」

ジェイド「スノーポリスは12時を過ぎた瞬間、我らの物になる…心配は要らない。」

スノーポリス市街地

リョウタに、広場の特設ステージ前へ案内された。

ショウタ「リョウタ…こんな寒いのに外かよ…」

リョウタ「いや、俺達はこっち。」

9人の背後にはガラス張りの3階建ての建物が。中はロビーとラウンジが完備され、カクテルやお茶を楽しむ人々の姿も。

ラウール「なにこれ、すごい…」

タツヤ「スイートキュービック…なんで?」

彼らが訪れたのは、毎年カウントダウンパーティーのためだけに設営される、ステージが近くで見えるボックス席を完備した施設”スイートキュービック”。

リョウタ「俺達の部屋はここだよ。」

3階まで上がり、ステージを真ん中から見ることが出来るボックス席だ。大きなテーブルを椅子が囲むように置いてあり、外にいるオーディエンスの様子が良く見えた。

ショウタ「稼ぐ人は違うよなあ…」

レン「ここはそんなに凄いところなのか?俺にはよく分からない。」

リョウヘイ「ここ、お金持ちしか入れないんだよ。」

ダイスケ「さすが、ノーブルスノー…」

リョウタ「知り合いのツテで招待券を貰ってね。」

そんな話をそっちのけで、隣の部屋ではコウジがはしゃいでいた。

コウジ「なあ!!ベッドふかふかやで!!こんなん、雲やん!!」

タツヤ「そんなわけ…ホントだ…今すぐ寝れる…」

ヒカル「タツヤ、コウジ、ちょっと落ち着け。」

タツヤ「ヒカルも寝てみろって。ほら!」

ヒカルの手首を掴み、ベッドに引き込んだ。ふかふかのベッドの上で彼が弾む。

ヒカル「…うわ…これは…ああ、もうダメだ…」

コウジ「せやろ?!これは危険やで、ホンマに。」

強面なヒカルは、とろける様に表情が緩んでいくので、その様子を面白そうに笑っていた。