銀雪戦隊スノーマン -15- (ページ5)

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15th Snow　双生の鷹ページ5

スノーポリス雪氷発電所 17時半

タツヤ「ああー、終わった!!」

ショウタ「建屋全機異常無し。」

タツヤ「今年もようやく終わりか。」

ショウタ「疲れたわ、マジで。最近、いつディスドール現れるかも分かんねえしさ…ほんと、気が休まらん。」

タツヤ「今日くらいはディスドールのこと、忘れていいんじゃない?」

ショウタ「そうだな。さすがに年末はアイツらも正月休みだと思いたいよ…」

職員「良いお年を～」

タツヤ・ショウタ「良いお年を!!」

夜勤の職員とすれ違いざまに年末の挨拶を交わし、防寒着を着込んだ。急ぎ足でロータリーに出ていくと、残りのメンバーが待っている。

ダイスケ「お疲れー!」

タツヤ「今日は特別寒いな…」

ショウタ「顔の感覚無くなりそうだわ、さぶっ…」

リョウヘイ「今日は-30℃だからねえ…夜中に降雪量が増えるみたい。」

勤務中の大半を室内で過ごしていた2人は寒暖の差に震え上がった。

コウジ「スノーポリスの冬って感じやな…これぞ…」

レン「…基盤、凍っちゃいそう…」

ショウタ「何でもいいから、行こうぜ…温かい物食べたいわ…」

リョウタ「今年は期待していいよ。行こう!予約の時間が迫ってる。」

リョウヘイ「楽しみだなあ。」

ブライトチェンジャーで時間を見たリョウタが、先頭を切って歩き出す。

ビルの地下室

モル「年末だな。」

ジンガ「そうだね。」

マオ「やっぱり年越しそばだけは外せないよね。」

半纏を羽織り、こたつに入る3人。

ニール「何をのんびりしてる!そば食べてる場合か?!年越しだからって、こんなことしてる暇はないはずだ!」

ジンガ「ニール、騒がしい。」

スノーポリスの動向を屋上で確認して戻ってくるなり、ギョッとした顔をした。

モル「そば、伸びちゃうよ。」

マオ・ジンガ「伸びちゃうよ。」

ジェイド「これを食べなきゃ、話にならないだろう?食べたくないの?」

背後からは、トレーに２つの年越しそばをのせて運んでくるジェイドが現れた。湯気から放たれる、鰹出汁の香りをイタズラに嗅がせ、ニヤニヤと笑う。