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ギンセツイエロー「これで終わりだ。」
最後の切り札を発動しようとした瞬間、舞っていた茶色い羽根が矢のようにこちらへ飛んだ。避けきれず、ブライトエンペラーの機体を容赦なく攻撃する。
9人「わあああああ…!!!!!!!!!」
素能玉雪「うわああああ…!」
操縦室に火花が散り、想像以上にダメージが加わった。羽根の手裏剣だけにとどまらず、鷹魔ツインクスは鋭いくちばしで体当たりをする。
9人「ぎゃああああ…!!!!!!!!!」
ギンセツブラック「ただの羽根だと思ってた…くっ…」
ギンセツレッド「鷹魔ツインクス…強すぎる…」
素能玉雪「頑張るすの…みんな…!」
マオ「きゃはは!!鷹魔ツインクスの威力、思い知った?!凄いでしょ!!」
ビルの屋上から、ぬいぐるみを抱えて楽しそうに笑っていた。
マオ「ブライトシャトルの鎧なんて、ただの飾りに過ぎないってこと。」
ギンセツグリーン「チッ……」
ギンセツオレンジ「…グリーン…?」
ダメージを食らい、操縦席に突っ伏していたグリーンがゆっくりと頭を上げた。額からは血が伝っている。
ギンセツグリーン「黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって…」
乱れた前髪は緑のゴーグルに掛かるが、そのゴーグル越しの隙間から覗く瞳はナイフのように鋭い。
ギンセツホワイト「ただならぬ雰囲気…」
ギンセツグリーン「俺が設計しなおして、皆で組み立てたシャトルの性能を見くびるんじゃねえぞ!!」
ギンセツピンク「…俺が知ってるグリーンじゃない。」
ギンセツオレンジ「グリーン…怖ない…?」
普段は穏やかなグリーンだったが、突然声を荒げるので、一同は身体を跳ね上がらせた。
ギンセツグリーン「おめえのディスドールなんざ、一瞬で粉々にしてやる!!はぁっ!!」
操縦レバーを握りしめ、勢いよく手前に引くと、ブライトトレインが鳴らす新幹線の警笛の音が響き、ブライトエンペラーが鷹魔ツインクスに肩で体当たりしていく。
鷹魔ツインクス「ぎゃああああ」
思い切り体当たりしたため大きな火花が上がり、鷹魔ツインクスはバランスを崩して倒れた。
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作者名:アドク | 作成日時:2020年12月31日 17時