39話 言い寄られて ページ41
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イ「ハクもエースも、ヨナの護衛としてずっと城に居てくれないかい？」
ハクからお饅頭を取ろうと躍起になっている所に王様の声
姫様の護衛……ねぇ
姫様は好きだ
可愛いし、からかい甲斐があるし
けど、
ハ「俺は“貴族”ってのが面倒で仕方ないんですよ。城に入ったり将軍になったりすれば家でのんびり昼寝も出来ない」
そう、その通り
貴族は煌びやかな表の顔とどす黒い裏の顔を持っている
権力、金、色恋沙汰
姫様やスウォン様の様に真っ白な貴族も居ることにはいる
でも、そもそも私はこの王様の、臆病者の犬にはなりたくないんだ
ハ「陛下は武器はお嫌いなのでしょう？なら、武器も持たずに人を護衛する世にも貴重な人間を探して下さいよ」
そう言ってハクは踵を返した
私も王様の目を見据えて、
『私の様な、野良猫を護衛にしたら王様の格が下がります。野良猫は野良らしく戦好きの部族で平凡に暮らしますわ』
イ「エースが野良猫？……似合うねぇ」
『自分で言って悲しくなりました』
チラッと王様を見てからハクを追って廊下を走る
すると、ハクの背後に姫様が隠れているのが見えた
『なーにしてんのっ！』
ヨ「わぁ！……エース！来ていたの！？」
姫様の肩を叩くと、最初は驚いたものの、花の様な笑顔を向けてきた
うわぁ、育ちが違うと此処まで素直に育つのか
私、ひん曲がりすぎだな
『で？どしたの姫さん』
ハ「ん、」
ハクが顎で廊下を指す
其処には火の部族長のご子息
カン・テジュン
あぁ、成る程
『姫様、悪戯なら悪戯の申し子。このエースに任せてくだされば……バレずに息の根を止めたのに』
ハ「テメェの悪戯は殺人レベルか？」
『やだなぁ、可愛い冗談じゃないか』
ヒラヒラとハクに手を振りつつ、ハクの背後に移動する
ハ「は…？お前、何して…『隠せ』はぁ！？」
『カン・テジュンと言えば嫌なオマケが……』
ハ「ハー・ルシア」
『そう、それそれ』
ヨ「ルシアて事は……エース！もしかして貴方も言い寄られているの！？」
ハ「『貴方 ”も” 言い寄られてる？」』
少々の沈黙
爆発するようにハクが足を叩いて笑い出した
私も腹を抑えて笑い出す
『ひ、姫様が言い寄られて！』
ハ「まさかなぁ！姫さんが！」
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コロコロオムレツ - お久しぶりです。更新再開していこうとおもいます！ (2020年2月26日 18時) (
レス) id: cf7760df5c (このIDを非表示/違反報告)
蘇芳(プロフ) - 夢主ちゃんとハクとの絡みが好きです！更新お待ちしております。頑張ってください！ (2019年12月22日 0時) (レス) id: ec6c109e68 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - こんなに沢山のコメント……！嬉しい限りです！ただ、受験勉強もあり、ペースは遅いと思います。けど！まだまだ続き書きますのでこれからもよろしくお願いします！！！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
Rex(プロフ) - 主人公とハクとの絡みがとっても大好きです！！是非とも完結まで書いて頂きたいと思いました！！更新を楽しみに待ってます(^^) (2019年8月7日 16時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
羽琉(プロフ) - 更新待ってます！！ (2019年6月21日 21時) (レス) id: d4a111688e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロオムレツ | 作成日時：2019年5月5日 16時
