朱龍の血を引く少女は「高華の獅子」

38話 阿呆らしい ページ40

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イ「久しぶりだねハク。昔みたいに城に遊びに来てくれなくて寂しいよ」





ハクの右頬をつねり、ハクが私の鼻を摘んでいる所を王様の穏やかな声がかかった





ハ「や、俺みたいな平民が気軽に出入りする訳には」





ハクが離した鼻を摩る




あの馬鹿力…クソ痛い




ハクが右頬を摩りながら、私を涙目で睨む




(後で殴る)



(望む所だ)




涙でボヤける目と目の会話で火花を散らす




ム「……お前達…」





ハ「『すみません！！！』」




恐ろしい殺気に思わず直立不動になる




王様はフワ〜ンと微笑んだまま話しかける




イ「そんなの気にしないで。ヨナもハクが居ないと淋しがってる」




ハ「ははは、嘘付けこのポヨン」





にこやかに言ったハク





あ、





終わったな此奴





ム「ポヨンとはなんじゃぁああ！！」




ハ「ギャー！！！」





師匠が木材でハクを叩いた



ご愁傷様とばかりに手を合わせて拝む



ハクは押しつぶされながらも怒鳴る




ム「こんな無礼者、もはやワシの孫ではないっっ！」



ハ「だから俺はアンタとは血繋がってねーんだっ！！」




微笑ましいのか、アホらしいのか……




どちらにせよ将軍と子供の戦いとは思えない




イ「暴力はいけないよ、ムンドク」




イ「私はハクのそういう裏表のない所がお気に入りなんだ」





王様の言葉でピタリと止まった二名





王様は私の方を見る





イ「もちろん、エースのキッパリした所も好きだよ」




『……どうも』





五部族会議を勝手に出てったから怒られると思ったのに




……なんて威厳がないんだろう





ム「どうも。とはなんじゃあぁあ！！！」




『ギャー！！！』




ムンドクの木材が飛んできた



ハクが手を合わせる姿が見えた



あの野郎！後で殴る！



王様がハクに饅頭を差し出す



いいなぁ！





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コロコロオムレツです！





お気に入り37人 とても嬉しいです！



hit 500越え！ 幸せ〜(≧∇≦)



コメント、評価ありがとうございます！



これからもどうぞよろしくお願い致します！

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