SnowMan の アイツ[男主]

◇＿たとえ不仲でも4 ページ36

阿部亮平side

滝沢「うわ、酷いなこれ」

電話したら直ぐに駆けつけてくれた滝沢くん。

レッスン室まで来てくれた医者の手当を見ながら滝沢くんもおどろいていた。

背中は真っ赤っかで皮がむけて腫れていて

履いていたズボンで擦れたのか右足も同じことになっていた。

でもなによりやばいのは

滝沢「そこに火傷したら、衣装とかどうするんだよ…」


そう、1番見える腕と右頬。

「…すみません」

滝沢「なんでこうなったんだ。なにしたんだお前」

怒り気味の滝沢くん

メンバーは下を向きつつも佐久間の方を少し見る。

佐久間「あの俺が」

「完全不注意です。メンバーと遊んで騒いでたらぶつかってしまいました。」


滝沢「お前…普段騒いだりしないタイプだろ……とりあえず様子見だな、活動についてはマネージャーと相談するように」


納得いかない佐久間の顔。

驚いてるメンバー全員。

出ていったあと、緊張がほぐれたのか

「…いってぇっ、」

我慢していた痛みを口に出した。

医者「これ、酷いですね…」

「深度どのくらいあります？」

医者「ここでは詳しく言えないけど…3くらいは…」

「俺、ケロイド体質なんですけど、傷跡のこりますかね」

医者「…残念ながら間違いなくも残ります。アイドルにとって辛いかもしれませんが、しばらく運動はしないでください。熱傷箇所が酷くなると怖いので、それと菌がはいる恐れがあるので今日、入院とかは…」

「それは、ちょっと」

佐久間「いや、大丈夫ですよ。治るまで病院で」

「は？」

ラウール「ちょ、佐久間くん…」

「いや、あの俺アイドルなんですけど…」

佐久間「じゃぁ、なんで俺を庇ったりしたんだよ。そんな酷いからだになるのは俺だったんだぞ？本当はそれなのにお前は…」

「不仲だろうとなんだろうと。このグループを守るって約束してんだよ。6人でつくりあげた伝説を残したいだろ。」

阿部「とりあえず、今日はこのまま病院いきな」

「でも、レッスン…」

向井「後で送ればいいやん動画を」

宮舘「ここは大丈夫だから」

渡辺「お前はそれを治してこい」

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