SnowMan の アイツ[男主]

◇＿阿部亮平 ページ2

阿部亮平side





ｶﾞﾁｬ




阿部「あれ、おはよう」







集合時間ギリギリにきた彼は

黒マスクで見た目がまず怪しかった←



「はよ…」



阿部「珍しいね、最後なんて。寝坊でもした？」



「……いや、前の仕事がおした」



阿部「あー、なるほどね」




「他の人は」



阿部「飲み物買いに行った人と購買行った人と筋トレしにトレーニングルームに行った人とかダンベルになりになった人とか」


「あー…お前は行かなかったのか」



阿部「なにそれ笑楽屋入ったときひとりじゃ寂しいと思ったの。」


「ばかか」←ほんとは図星







阿部「寝るの？」



「寝てないんだ。昨日から」



阿部「頑張ってるんだね。おやすみ」



「阿部ちゃん」



阿部「んー？」






「勉強。教えて」




阿部「…へ？」




彼はものごとを隠れて努力するタイプで

何かあったら1人でなんでも解決しちゃう。


一応俺、歳上だから頼って欲しいんだけど



頼ることを知らない彼は無理だ。

まぁ、多分俺の事先輩と思ってないよね

呼び捨てだし、タメ語だし←



でも、そんな彼がこんなこと言うなんて滅多にない。




阿部「え、なんで…」


「日本語難しすぎる。」



阿部「ああ、…そういうこと」


「小学校から中学まで9年間韓国で暮らしてた。韓国では周りは韓国人ばっかで日本人なんていなかった。事務所に所属した時も同室は韓国人、社長も韓国人。日本なんて滅多に勉強しない。それに俺は漢字が書けん。」





阿部「……なるほど。テレビ出演が増え、ドラマやバラエティの台本も漢字が含まれてる。からか」



彼は16歳の時に日本にきて

高校には行かず、そのままジャニーズ事務所に入所。

入所当時なんて日本語がイマイチ分かってなくて

何度も振付師に怒鳴られていた。



それでもここまで日本語を習得できたのは凄い。


ドラマ、バラエティに引っ張りだこの彼は

これから漢字など必要になるから教えてほしいのだろう。



「SnowManになったからにはデビューしたからにはグループのためになりたい。経験が長かったメンバーに迷惑かけたくないんだ。」





阿部「そっか。いいよ教える。」


「まじか、ありがとな」

阿部「だからさ…交換条件だ」

「え？」

阿部「佐久間の連絡先入手してサシで飯行ってきてよ！」


「………他の人に頼む。」









SnowManのためになりたいとか言う割に



佐久間との不仲は健在だね☆

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