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飛行レース開始 ページ30

飛行試験(ひこうレース)を開始する!

翼を広げろ!!」

バサッと大きな翼が現れる



「ちょっ待」


待って、という入間の声は届かず



「位置について 用意



スタート!!!」



一斉に皆が飛び出していった



入間を残して…

〜〜



『…誰も追ってこないわね』

「あぁ……」


言われた通り《囀り谷》を飛行する2人


アスモデウスとAだ

現在ぶっちぎりで早く飛んでいる2人の後ろには

誰もいない



『みんなやる気ないのかな』

「…そうみたいだな…」


『……なんか、2人でいるのって久しぶりだね

小さい頃以来?かな』


「!あ、あぁ…(まずい

良く考えれば二人きりなどいつ以来だ……

私がAを意識しすぎて離れていってしまってから……あぁわからん!!

だがこれは距離を縮めるチャンスでは…!?)」


チラチラとAの横顔を確認しながら飛んでいるアスモデウス

彼の耳が少し赤くなっているのは気のせいだろうか



『……あ、そういえば、さっき見た感じこのクラス可愛い子率が高いよね

ねぇ、アリスはどう思った?いいなって思った子いた?』



「!?な、そ、それは…」



突然ふられた話題に完全に顔を赤くしオドオドし始めた



『なにいるの!?どんな子?気になる!』


かなりの興味を示すA


「そ、それはッ……(Aだ、などと言えるはずない!

わ、私にはハードルが高すぎる!!)」


『???』


キョトンとする彼女の顔をみればまた顔を赤くする




「アズアズが好きなのはAだよね!」


「は?」『……え?』



突然聞こえた第三者の声



「……オイッ!!!

貴様そこで何をしている!?」


クララ(・・・)!?』



クララがアスモデウスの背中に乗っていた

それにしてもなぜ2人は今の今まで気づかなかったのだろうか



「えーとね、スタートの時にね…

……

乗ってた!」

「説明に飽きるなッ!!」


『……はぁ……』


思わずため息をつくAだが

不意に空を見上げると


『!あれって…』


「!あの金色…サブノック?」


囀り谷のコースを外れ、金剪の方へ向かうサブロ


「まさかあい……つッ」


ガクッ


「アズアズ、A 絡まった!ぬけぬ」


クララは植物に絡まり、アスモデウスの服を掴んだ


「降りろッ!!」

『……はぁ

(そういえば入間くん…大丈夫かな)』




先程の告白(・・)?などとうに忘れた2人は

呆れながらクララを助け出すのだった

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(プロフ) - 圧倒的機器回避能力、ではなく圧倒的危機回避能力だと思います! (1月22日 2時) (レス) @page26 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - 朝さん» コメントありがとうございます!とてもうれしいです!!!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (2022年5月9日 18時) (レス) @page33 id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
- 文才!素敵で楽しい小説ですね!ありがとうございました!応援してます! (2022年5月8日 10時) (レス) @page26 id: a8a1068446 (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - アルナさん» コメントありがとうございます!私も読んでいただけてとても嬉しいです!これからも楽しく見て頂けるように頑張りますので応援よろしくお願いします! (2020年4月19日 8時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 入間くんの小説あんま見なかったからあって良かったし、面白い^_−☆ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51a47bb2c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R!N | 作成日時:2019年9月22日 23時

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