××フレンド (ページ37)

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重い身体を起こして家に戻ると、彼方が焦った顔をして出てきた

｢A!!お前、今までどこにっ…｣

｢えへへ、ごめん。友達の家で寝ちゃってたみたい｣

そう言って笑うけど、うまく笑えてなかったのか彼方に抱きしめられる
よかった、よかった…
なんて言いながら強く抱きしめられた

｢ごめんね、彼方。心配かけて｣

｢ほんと、心配した…馬鹿｣

もうお昼で今更学校に行っても遅いから今日は休むことにして久しぶりに彼方と家でのんびりすごした

｢そういえば、鞄だけウォルピスが届けてくれたけど…｣

｢え、真白が…？｣

｢？…うん｣

あんなこと、あったのに
きっと軽音部のメンバーに渡されたのだろう
これから私は真白とどう接すればいいのだろうか
もう前みたいに真白と話せないのだろうか

｢ウォルピスと、なんかあった…？｣

｢うん、ちょっと…なんで？｣

｢お前もウォルピスも同じ顔してるから｣

｢え？｣

｢明日、ちゃんと話てきな？｣

いつもみたいに私の頭をくしゃりと撫でたあと、彼方は部屋にもどっていった

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