デビューの条件は10キロダイエット〜JK

普通の男JM ページ42

JM side

『ヒョン！ヒョン！これみてください〜
Aさんからラインが来て、ささみハンバーグ作ってくれるって。』

ジョングクがスマホを抱きしめて、ベットの上でのたうち回っている。
一通りのたうち回ったあと、仰向けになって

『実は自分の気持ちに気がついてから、変に意識しちゃったら、なんかうまく話せなくなってしまって、せっかくのパンケーキだったのに、そのあと逆に距離ができてしまって、、、。
だからあっちから誘ってくれて、めっちゃ嬉しいです』

僕はベットで仰向けになっている弟の頭をぐしゃぐしゃっとして、

『よかったなぁ。
で、その気持ち、伝えないの？』

『Aさん、デビューまであと少しだし
そんな大切な時に、煩わせたくないです。
それにまだそんな勇気でないです』

年の割には大人びて、チームの中でもしっかり者のジョングク 。ステージでは男っぽく、セクシー爆発なのに、一方ではこの小さな初恋に心を焦がしている。ただひとりの普通の男なんだ。

うまく行きますように、僕はそばで見守るしかできない。

『今日だけはテヒョニヒョンを巻いていかなきゃっ！！！』

笑

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