デビューの条件は10キロダイエット〜JK

リアル天使 ページ28

ダンスレッスンは、すごく面白い！！
ソジュン先生の教え方が上手だから
こんなど素人の私でも少しは踊れるようになってきた。
そうなると面白くなっちゃって、時間を忘れて練習に打ち込めた。
忙しいはずなのに、ソジュン先生もずっと付き合ってくれる。
その世界ではすごい人らしい。。。
そんな人にマンツーマンで見てもらって
もっともっと早く上達したい！
しなきゃ。


ソジュン先生には
『Aちゃんは、すごく素質あるよ！
まだまだ足りない技術はあるけど、
技術とかを超えた人の目を惹きつける魅力がある。
沢山のダンサー見てきた僕が言うんだから間違いない。』
って、お世辞でも嬉しい〜！！


今日のレッスンも終わって居残りで練習していた。
他のメンバーの動画を見ながら、繰り返しダンスの練習。
夢中すぎて誰かが入ってきたことに気がつかなかった。




鈴が鳴るみたいな音で
『Aちゃん？』


ん？天使か？
この事務所には屋根裏部屋に天使が住んでいるんだな。うん。


しばらく踊ってからふと鏡越しに
体操座りするリアル天使と目が合った。


糸目のふわふわ天使。


「ジ、ジミンさん！！！！！！」


『僕ずっとここにいたんだよ〜
Aちゃん、気がつかないんだもん』
っていたずらっ子みたいにニコニコ。


は、恥ずかしすぎる。
私はどうも集中しすぎると周りの景色が見えなくなるらしい。


『ずっと同じところ踊ってるんだね？』


「はい、、、実はこの部分がどうしてもうまく踊れなくて。リズムがとれないんです。」


『ここはね、こうして、一回こっちに抜いてから
前に踏み出してみたらどうかな？』


言われたとおりにやってみたら、すんなりうまくいった。


何回やっても上手くいかなかったのに、
嬉しすぎるっ！！！！


「ジミン先輩、天使だし、神様、仏様！！！」
両手で手を握ってブンブン振った。


ジミン先輩、ビックリしたみたいな顔でそれからとっても優しい甘い笑顔。


吸い込まれるように手を握ったまま、天使のお顔を呆然とガン見。
白いすべすべのお餅みたいなほっぺに
超絶優しい糸目。鈴が鳴るみたいな声。



いやぁ。私、今、天国にいるじゃないかな？
これ現実世界なの？
ここ最近、ありえないほどのイケメンに触れ過ぎて
感覚がおかしくなってきている。

弟の不機嫌JM→←なにハラスメント！？

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