デビューの条件は10キロダイエット〜JK

僕らのMVの楽しみ方JK ページ21

JKside

最近ジムに行くのが楽しみになってきた。
今日もいるかなぁってドアを開けるとやっぱり。



今日のAさんは猛烈な熱量でエアロバイクを漕いでいた。



ヘッドフォンをつけているから僕に気がつかないみたい。笑
面白いからしばらく観察しよっと！



途中天を仰いだり、手を口に当ててキャーっていってみたり、自分の膝をバンバンたたいてる。と思ったら声を出して笑ったり。


もう、ほんとこの人は見てて飽きない。



どうやらスマホで動画を見てるらしい。



なにを見てるんだろ？？



うしろからそっと近づいて覗き込んみると。


え？僕らのMVじゃん！


僕らのMVってこんなリアクションするものだったの？？？
笑える要素あったっけ？


どこでどんな反応をするのか気になった僕は
大胆にも
ヘッドフォンをして全く気がつかないあきちゃんのすぐうしろに立って観察。


血汗涙では、ジミ二ヒョンのセクシーなダンスに口を手で覆って、天を仰いでる。
アンパンマンでは、ニコニコ楽しそうに一緒にアンパンマンポーズ。
ナットゥーデーでは、テンション上がりすぎたのか、エアロバイクから火が吹きそうな勢いで漕ぎ始めたし。
ホルモン戦争はもう手たたいて笑ってるよ〜


だめだ！面白すぎてずっと見ていたいけど、
自分を落ち着かせて、トントンって
肩をたたく。


振り向いたあきちゃんは、バイクから落ちそうになるくらい驚いて、ヘッドフォンを外し


『本物！！！！』とひとこと。


もう僕はたまらず吹き出して大笑い。



あきちゃんは
『いつからいたんですか、、、、』
とめっちゃ凹んでるよ。



あ〜めっちゃ、可愛いなぁ。



『誰のことを見てたんですか？？』
僕は無性にいじめたくなって聞いてみる。


『え、みなさんですよ？』



まだまだ



『でもこういうのって、誰かを目で追っちゃうでしょ？』


Aさんはみるみる顔を赤く染めて
『言わなきゃだめですか？？』


え、なにこの反応？これでもし、テヒョンオッパとか言われたら立ち直れそうにないから



『うそうそ！！いいよ、言わなくて。』



ほんと僕は臆病だ。

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