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40. 人形のように ページ42

【HERO side】









会場には既に多くの貴族や国賓が揃っていた。



「…貴様らは護衛の為に呼ばれたのだろうが
その必要は無い。

この中では好きにくつろいで貰って構わない。
護衛は我が国の兵だけで十分だ」




会場に通される時、ライズに言われたが

「…こんな中でどうやってくつろげってんだ」

つくづくそう思う。





ジーニスト達と合流しようと思ったが

もう会談は始まっているようで入れねェ。




どうしようもねぇから他の国のヒーローたちと
他愛もない話をしながら待っていた。



『俺たちの仕事は酒を飲むことらしいぜ』


そんな皮肉を他の奴らも言っているのを聞いて
何のために俺らは呼ばれたんだって感じだ。




暫くすると会談が終わり、首相と国王が
一緒に出てきた。

王室用のメディアの写真撮影に答えている隙に
俺らはジーニスト達の元へ向かう



「あの…ぶっちゃけ僕たち要らないですよね?

軍曹の方もそう言ってたんですけど…」



デクの言葉に反応するジーニスト達



「…彼といつ接触したんだ」


「ここに来るまでの送迎がアイツだった」



ジーニストは横目で国王の方を確認して


「…ここで彼の名前を出さないように


君たちはこの場を楽しんでくれたら良い
詳しくはまた別に話そう」




どういう意味だ…?




3人で顔を見合わせる。



とりあえず俺らは用意されていた席に座り


披露宴が始まるのを待った。





そして、ようやく




大きな拍手と歓声に包まれ



国王と…そしてAが壇上に出てきた。







昼よりも近い距離で、彼女を見る。


本当に…整ってんな


思わず見入ってしまう程に。




だけど1つ違ったのは、


前に会った時よりもずっと
貼り付けたような笑顔を浮かべていた。


まるで、人形のようだった。

続編です!→←39. 淡く馬鹿げた期待



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Mona(プロフ) - アヤさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます( ; ; )これからものろのろ更新ですが気長に待って頂けると嬉しいです!これからもよろしくお願いします(^^) (2019年12月8日 0時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 早く!続きが読みたくて、うずうずしています。かっちゃんとステラの葛藤が待ち遠しいです。いつまでも次の話待ってます(*´ ˘ `*) (2019年12月7日 10時) (レス) id: ffe771d046 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - あすまさん» ありがとうございます!これからも亀更新ですが頑張りますね( ; ; )よろしければ他の作品も覗いてやってください(^^) (2019年11月27日 22時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
あすま(プロフ) - 最後までいっきに読んでしまいました!とっても面白いです!更新楽しみにしています!応援しています頑張ってください! (2019年11月25日 1時) (レス) id: 0aabcfb8f7 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - siroさん» ありがとうございます!これから面白くしていくつもりですので最後まで見届けて頂ければ嬉しいです(^^) (2019年10月18日 22時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mona | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=academia1st  
作成日時:2019年9月27日 20時

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