【爆豪勝己】仮面王女の鎖

2. 黒い噂 ページ4

【東京某所にて】






「____あ？世界サミット？？」




「そうだ。
世界の平和のために3年に1回開かれる会議だよ

開催国は…ベルガラール王国。
我々の中から数人、現地で護衛をする事になった」



今、日本の『トップヒーロー』と呼ばれる
ヒーローが１つの場所に集まっている。



その場所がなんで俺の元勤務先(ジーニアス)なのかは知らねェ



それに何故か俺や出久、半分野郎も
呼ばれた。若手はこんだけだ。


タイミングを合わせたかのように俺と出久は
去年同じ時期に独立した。


それで『コイツには負けねぇ』って必死に
足掻いて、今ここにいるんだろう。


まぁ俺のことは今はどうでも良い



…ベルガラール王国、か


有名な話だ。


世界の『美の象徴』と言われるほど綺麗な王国

その一方で半独裁国家である為王族は絶対的な
権力を有している




「あれ？でも確かベルガラールは世界サミット
に参加していませんよね？
ホスト国になるというだけですか？となると
どうしてよりによって…」




「ブツブツうっせえな…問題は


なんで俺たち(日本ヒーロー)が行かなきゃいけねェか、だろうが」




「デクの着眼点も君の質問も全て繋がるんだ。


まずベルガラールは今年、伝統として20歳になる王女の初披露をする。

その時期と世界サミットが被るのが１つ。


もう１つは…他国の目的として

ベルガラールの『黒い噂』を調査する為だ」






黒い噂…？

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