ジミンちゃんは振り向かない、の？

素直な気持ち ページ46

思い立ったら即行動、カンAの座右の銘の3つ目である。

とはいえ忙しくて時間が取れたのは、カムバの2日前。今日やらかしたら多分カムバは絶不調いや、破滅すると思って貰いたい。私情を挟むなって？いやすみません(土下座)

ふう...、よし、開ける！！！

と決心し早30分。目の前の練習室の中に颯太くんがいるのは知ってるんだけど、いやなんなら声もぼちぼち聞こえてきてるけどっ！！


『人人人...よし、次に音楽が止んだら入る』


や、止んでしまったっ！！！！

そうして練習室の前をうろちょろしてると、

ST｢...あ、ヌナ？｣

自分から突撃する予定のはずが、ご本人様から登場していただくっていう。

いやもう逃げられない。カンA、意地を見せろ！！！


『あああああのねっ、えっと...その、』

ST｢...うん、ゆっくりで大丈夫ですよ｣

『その私、颯太くんはとてもいい人だと思うし、めっちゃ凄い大物スターになれると思うのうん。いやえっと話したいことはね、...私大好きな彼氏がいるんだ、だから颯太くんの気持ちには応えられない、ごめんね』

馬鹿野郎自分、なんで私が泣いてるんだ。

ST｢...ヌナ、泣かないで？本当は諦めたくないけど、後ろの先輩が物凄く怖いから諦めてあげます｣

『...へ？え、後ろの先輩ってっ、ぐえっ』

突然後ろからほっぺたを抓られる。

あ、この匂い、




『...ジミンオッパ！！』

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