貴方のために出来ること〜もう一つの未来へ〜 part.7【名探偵コナン】

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「はぁ……もういいです。Aさんはとても可愛らしいと僕は思っていますよ(ﾆｺ」


『そうでしょうとも。知ってます』


「あ……肯定するんだね……；」


『するよー。そう言われ続けて生活してるんだから。しかも秀一のお墨付きだよ。間違いなく僕は可愛い！それに秀一だけじゃなく、松田さんや萩原さんにも可愛がられてるからな！可愛さには自信がある！』


「……間違ってないかもだけど何か違う……」


「……そうですね」


『え？可愛いでしょ？』


「……可愛い可愛い」


「……可愛いですね」


『うむ。間違ってない』


うんうんと首を縦に振っていれば、探偵君に手を引かれ「……さっさと次見に行こ」って。それに対してバーボンも「そうですね……」って、人の手を離すことなく引っ張られる。


『離せってば！』


「イヤです」


『こんのっ「猫さんは僕の保護者だよねー？」…………』


保護者なんだから騒がないよね？っていう意味が込められてるのがわかり口を閉じる。けど私の内心は


(こいつ裏切りやがった！あとで覚えてろ！私の気が済むまで、お前のそのもっちり頬っぺた弄くり回してやるからな！くそっ！)


って心に誓っておいた。






──その後もいろいろな展示品を見て回った。バーボンの解説を聞きつつ、長すぎるから簡略してくれと頼みつつ。途中から脳内キャパオーバーになったので、右耳から左耳へと抜けていった。今日だけで何十種類もある武器の詳細や刀匠、名の由来、時代背景などなど聞き過ぎた。お陰で後半の解説の記憶はまったくない。けど私は気にしない。


そんなこんなで過ごしていたら、そろそろお昼の時間。お腹がペコちゃんだ。腹の虫が鳴る一歩手前だとわかる。『お腹空いたねー。何食べよっかー？』と探偵君へと話を持ち掛ける。


「僕は何でもいいかな」


『んー……会場出てちょっと歩いたところにファミレスあったね。そこにしよっか？』


「いいよ」


『うん。……ってことでお疲れ様でした。さようなら』


「僕も空腹なので御一緒します」


『……貴方の分は自分で支払ってください』


「コナンくん含め、僕が出しますよ」


『ほー？また財布の中身を空にして欲しいと？』


「それは勘弁してください……；」


「またって……やったことあるの……？」


『うん。めっちゃ食ったし飲んだ！』


「……本当にいい食べっぷりの飲みっぷりでした……(遠目」


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