貴方のために出来ること〜もう一つの未来へ〜 part.7【名探偵コナン】

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『最近女の子たちの間で、刀の擬人化ゲームが流行ってるんだ。キャラクター絵とか結構綺麗だし、イケメンキャラや可愛いキャラとかいっぱいなんだよ。しかも有名どころの声優さんも声当てしてる。だから広がってるんだってさ』


「へぇ。猫さんもそのゲームやってるの？詳しいけど」


『僕はそういうゲームしないよー』


「じゃあどんなゲームならするの？」


『僕がやるゲームと言ったら、数あるトラップを潜り抜けてお目当てのものを頂戴するっていう難易度が高くて、場合によってはスリリングをも体験できるゲームだよー(ｹﾗｹﾗ』


「……それゲームじゃないよね……？」


「……しかもいろいろとアウトなやつですよね？」


ジト目を向けてくる探偵君と、呆れたような様子のバーボンに『ﾆｬﾊﾊﾊｰ♪』と笑っておく。二人が盛大なため息を漏らしている間も、ケラケラ笑っていれば


「でも猫さん、よく知ってたね。擬人化ゲームのこと」


『散歩の時に覗いたのと、聞いたのと』


と言えば納得する二人。猫の姿で散歩してれば、女の子たちとの交流もある。そこで見聞きしたことだ。


「安室さん、知らなかったんだね。女性の来店多いのに」


「そうですね。ポアロでそのような話は聞かなかったので」


『その子たちがゲームを知ってるかはわかんないけど、ポアロに行ってゲームする子や話をする子はいないんじゃない？』


「なんで？」


『え？だってすぐ近くにイケメンイケボがいるじゃん』


「…………え？」


『ん？なんです？』


小さく声を漏らしたかと思えば、きょとーんとした顔をしてるバーボン。聞き返したのに返事がないし。


「……一応聞くけど、それって安室さんのこと？」


『うん？他に誰がいるの？……あ。もしかしてマスター？僕会ったことないから、顔知らないんだけど。イケメンイケボなの？』


「マスターは……普通、かな？」


『あそう。こいつこいつ』


って未だに固まってるバーボンを指差す。するとパシッと手を取られた。探偵君へと向けていた顔を、バーボンへと向ければ真剣な顔。なんだよ？あ。もしかして人を指差しちゃいけません！ってお説教か？それはすまんのう。今度から気を付ける。


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