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智「サスサス)出ない?1回ベッド戻ってみようか?熱出てきたかもしれないし。」
そう言ってくれたから、ベッドに戻ろうと思って立った時。
智の顔があの時のスタッフさんに見えて、思わず握ってくれてた手を離した……
亮「はぁっ……はぁはぁ…はっ……はぁ……はぁっっ…っ」
智「亮ちゃん?、大丈夫だよ?」
亮「いやっ……はぁっ……ぅ……やめっ……はぁっ」
智「………ごめん、…」
智は悪くない、俺が悪い
そう言いたいのに声が出なくて…。
言いたいのに出ないもどかしさと焦り、息が上手く出来ないからその苦しさで訳の分からない涙ばかりが出てくる。
智「どうしたの?俺が居るからね。(サスサス」
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智「落ち着いた?大丈夫?」
亮「ん、……」
智「じゃあ部屋戻ろうか。」
部屋に戻ろうとした時、亮ちゃんが急に過呼吸になった。
こんなことは初めてで、何をすればいいのか分からなくて。
それでも、亮ちゃんと呼吸を合わせて、背中を摩ってたらだんだんと落ち着いてきた。
頬には涙のあとが沢山ついてて。
亮ちゃんは今、どれくらい苦しんでいるんだろう……?
亮ちゃんはどんな思いで今俺といるの…?
亮ちゃんの恐怖、不安が無くなるように精一杯優しく抱きしめて、眠りについた。
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ひな様リクエスト作品でした。
ありがとうございました。
お楽しみ頂けたら嬉しいです。
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作者名:しょーゆぽんず | 作成日時:2020年5月31日 19時