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智「亮ちゃんっ!」
何分経ったんやろ。
メンバーが話しかけてくれるけど、そんなん耳に入らなくて。
何も考えずにいた時、今1番会いたかった声が聞こえた。
亮「……とも……」
智「うん。そうだよ。俺だよ?分かる?」
亮「ん…………」
智「ギュ)ごめんね。本当にごめん。怖かったね。」
亮「……………」
智「痛いところは?ない?」
亮「……ん……」
智「そっか。何、されたか言える?」
何された?
体触られて、キスされて、ナカに入れられた
亮「…………さわられて………きすされて………いれられた………」
智「……ごめん。ごめんね。本当にごめん。」
亮「…………………」
智「病院、行こうか。」
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日テレでの撮影中。
村上くんから連絡があった。
滅多にないからすぐに出ると、亮ちゃんの衝撃的な事が伝えられて。
すぐ、マネージャーに話してほぼ仕事放棄のような事して亮ちゃんの元へと向かった。
入口にはパトカーが何台も止まってて。
それだけで事の大きさが分かった。
村上くんから伝えられた階の会議室に行くと、沢山の人で溢れかえってた。
それでもみんな、俺の事を見ると気を使ってなのか分からないけど、部屋の方に行かせてくれて。
部屋の中を覗くと、メンバーさんに囲まれた亮ちゃんがいた。
毛布が掛かってはいたけど、何も着てないのはすぐ分かった。
ただ涙を流して俺の名前呼ぶ亮ちゃんをひたすらに抱きしめて。
辛いだろうけど、何をされたのかも誰も分かってないみたいだったから聞いて。
そしたら、ほぼ予想通りの答えが帰ってきて。
周りにはゴムもなんにもないし、亮ちゃんの体も汚れてないからすぐ病院の予約取ってもらって。
恐怖からか、力が抜けきっちゃってる亮ちゃんに来てた服じゃない違う服を着せて。
警察の人達が話聞きたいって言われたけど、後にして欲しいって頼んで、俺のマネージャーの車で、病院に向かった。
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作者名:しょーゆぽんず | 作成日時:2020年5月31日 19時