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朝起きると枕元には見慣れない箱が置いてあった。
赤色の箱にオシャレにラッピングしてある箱で。
昨日の夜はなかったのに、なんて思いながら箱を開けると中には黄色と白のスニーカーが入ってた。
まぁ、山Pサンタさんが来たんやと思うんやけど、サプライズで貰うのはやっぱり嬉しくて。
でも、俺はなんにも用意してなかったから少し申し訳ない気持ちもあって。
スニーカーと一緒に入ってた手紙を読めば智の綺麗な字で
[Happy Merry Xmas By サンタ]って書かれてて。
そんな可愛い手紙見たら朝ごはんは少し豪華にしようかなって思って早速キッチンに。
昨日はパンだったから、今日はご飯。
白米に味噌汁、鮭に野菜サラダ。
いつもは忙しくてご飯と味噌汁に簡単なおかずだけど今日はほうれん草のおひたしなんて作っちゃって。
あとはサンタさんを起こすだけ。
亮「智ー?8時やで。起きて」
智「ん、んー………おはよ」
亮「おはよ。なぁ智?」
智「ん?」
亮「俺のところにな、サンタさん来たん。」
智「え?そうなの?」
亮「うんwオシャレなスニーカーくれたん」
智「どう?気に入った?」
亮「うん、今日から履いてく。」
智「うん。そうしてそうして。」
まだ起きたばっかりの智を起こすために洗面所に連れて行って、顔洗って。
その後は頑張って作った朝ごはん食べて。
智はめっちゃ美味しいって言ってくれて、沢山食べてくれて。
やっぱり自分が作ったものを美味しいって言ってもらえるのは、嬉しかった。
お互いの仕事は違ってんけど、マネージャーが迎えに来る時間は同じだったから同じ時間に家を出る準備をして。
玄関に行って、靴を履こうとした時に気付いた。
亮「あれ?智も買ったん?」
智「うん。亮ちゃんとお揃いにしたくて、色違いだけど買ったんだ。」
亮「そうなんや。智のところにもサンタさん来たな」
智「そうだね。俺は自腹だけど。」
智の方は、黄色と黒の俺とは色違いのスニーカー。
2人で新しい靴を履いて、朝から幸せいっぱいの気分で家を出て。
今日のお仕事も、これからのお仕事も。
2人でまだまだ頑張っていきたいな。
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作者名:しょーゆぽんず | 作成日時:2020年5月31日 19時