モモ 3 ページ24
.
「モモ」のお話の3作目です。
1、2はどちらもin sideでしたので、今回はar目線のお話になります。今回のお話だけでも、2人の関係が知りたい方は初めから読んで頂いてからでもどちらでも◎
※社会人パロ
※実年齢無視
※裏有り
ar side .
慧と喧嘩した。
口喧嘩くらいならしょっちゅうあるが、今回はいつもと違った。
遡ること30分前____
「…ねえ、今日、なんだけど…」
「?なに」
仕事終わり、慧が俺の家に泊まりに来た。
数ヶ月前から、「絶対にこの日は休み取ってね!」と懇願されてたから、明日は2人とも休日。
慧は割と強引なところがあるから、どっか行きたい場所でもあんのかな、とその時はあまり深くは考えていなかった。が…
お風呂から上がり、妙にモジモジと身を捩らせながら話し出す恋人の姿に、なんだか嫌な予感。
「あ、朝までっ…一緒に、いてほしくて…」
…その言い方からして、"そういう"お誘いだと言うことは分かってる。だけど、だからこそ…
「…シない」
「ふえっ、」
「…疲れてるから、今日はシない。
明日も…午後から用事あるし。もう寝るから」
俺の大きめのスウェット1枚、下から除く細くて真っ白な脚から目を逸らして、そう答えた。
明日用事があるなんてはったりだが、こうでも言わないと諦めないだろうと思った。
「…お前も、そんな薄着してないでさっさと…」
「もういいよっっ…!!」
いきなり大声を出したので驚いて目線を戻すと、顔を真っ赤にして、体を震わせながら涙を流す慧の姿。
「大貴は俺とえっ ちしたくないだけでしょ!?それならそうと、ハッキリ言えばいいじゃん…!」
「…は?なんでそうなんの」
「〜〜っ、大貴のバカッ!もう知らないっ!」
「…あっそ。勝手にすれば」
目を合わさずにそう言うと、慧はバタバタと音を立て外に出て行ってしまった。
残された俺はただ1人、先程の慧の姿を思い出しては悶々とするばかり。
…あいつの涙見たの、2回目だな。
ソファにもたれかかり、慧と出会った頃のことを思い返した。
.
162人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃるる - 返信ありがとうございます泣泣 新垢待ってますっ!!!またむにこめさんのお話が読める日を楽しみにしております(≧∀≦) (1月13日 23時) (レス) id: 9df1e97525 (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - にゃるるさん» お話気に入っていただいて嬉しいです、ありがとうございます…!アカウント突然消してしまい申し訳ありません。移行先はまだ作っていないので、出来次第お知らせさせていただきますね。ar王子とinも少し加筆修正して載せる予定ですので、もう暫くお待ちくださいm(_ _)m (1月9日 17時) (レス) id: 467faef54a (このIDを非表示/違反報告)
にゃるる - むにこめさんのarin作品大好きです泣 話は変わって申し訳ないのですがTwitterのアカウントが消えてしまったみたいなのですが、移行先のアカウントを教えていただくことは可能ですか?泣 Twitterの方で読んでいた王子arとinのお話もまた読みたくて... (1月3日 2時) (レス) id: 9985c4f555 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むにこめ | 作成日時:2023年3月19日 15時