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in side .
「よし、ここまでくれば安心かな」
「んっ…あり、がと…」
よいしょ、って降ろしてくれたのは、トイレの個室の中。丁度俺ら以外は誰もいなかったから一安心。
だが…問題なのは、
運んでくれている途中、何度か抱え直す度に大ちゃんの背中に擦れて、その度に反応して完全に大きくなってしまった俺のソレ。
大ちゃんがパッと目線を逸らして話し始める。
「…俺は、入口で人が来ないか見張っておくから、その間に抜いちゃいな。もし人が来ても…まあ、テキトーに理由つけるから安心して」
「ぁっ……まっ、て…」
「!…え、…ちゃん…?」
個室のドアを開け、出て行こうとする大ちゃんの服の裾を咄嗟に掴んでしまった。動揺の声を漏らして目を泳がせるその姿にさえ興奮してしまう、こんな自分が嫌になる。
だけど、もう止められなかった。
「っ…お願いっ…大ちゃん、
…行かないでっ…」
気付いたら、そんなことを口走っていた。
刹那、ドアの鍵がガチャリと閉められ、近づく距離。
大ちゃんの手が俺のズボンのベルトに触れた。
「…本当にいいの?」
「!…うん、」
「…分かった。…脱がすよ」
「…うんっ…」
. . .
「ふ、ンッ…ふぅぅっ、う〜〜…」
「いのちゃ…声、我慢して、」
便座の上に座る俺のモノを、大ちゃんが触ってくれている。恥ずかしいのに、気持ち良くて、頭がぽわぽわして何も考えられなくなってきた。
大ちゃんのテクニックがすごすぎて…我慢なんか、できるかよ…
「んっ、ごめっ…だっ、て…きもちっ、ぁっあっ」
「っもう…しょうがないな」
「ふぇ……んむっ…!?」
何が起こったのか、すぐに理解できなかった。
だって…
大好きな大ちゃんから、先程のシーンの時よりも熱っぽくて、まるで貪るように激しいキスをされているのだから。
大ちゃんの舌が俺の舌に絡み付いて、同時にモノを扱くスピードも早くなって…もう限界だった。
「ん、ふ、んぅっ、んっん゛っっ…んんん〜〜〜ッッ……!」
ピュッ…と勢い良く出たそれは、大ちゃんの手と俺のお腹にかかってしまった。
トイレットペーパーでそれを素早く拭ってくれる大ちゃんを、イッたばかりで頭が回らない俺はぼーっと眺めることしかできない。
…おれ、大ちゃんに何させてんだろ…
…というか、今のは…なんだったの…?
なんで、こんなこと……
「だい、ちゃ…」
「…おつかれ、伊野ちゃん。頑張ったね」
大ちゃんは優しく笑って、俺の頭を撫でた。
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にゃるる - 返信ありがとうございます泣泣 新垢待ってますっ!!!またむにこめさんのお話が読める日を楽しみにしております(≧∀≦) (1月13日 23時) (レス) id: 9df1e97525 (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - にゃるるさん» お話気に入っていただいて嬉しいです、ありがとうございます…!アカウント突然消してしまい申し訳ありません。移行先はまだ作っていないので、出来次第お知らせさせていただきますね。ar王子とinも少し加筆修正して載せる予定ですので、もう暫くお待ちくださいm(_ _)m (1月9日 17時) (レス) id: 467faef54a (このIDを非表示/違反報告)
にゃるる - むにこめさんのarin作品大好きです泣 話は変わって申し訳ないのですがTwitterのアカウントが消えてしまったみたいなのですが、移行先のアカウントを教えていただくことは可能ですか?泣 Twitterの方で読んでいた王子arとinのお話もまた読みたくて... (1月3日 2時) (レス) id: 9985c4f555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むにこめ | 作成日時:2023年3月19日 15時