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in side .



…嘘だ…なんで……

やだ、見られた…大ちゃんに見られた…引かれる、引かれて嫌われる……なんで、なんでこんな時に…!


布団で隠して必死に抑えるも、先程の大ちゃんの表情と触れた唇の感触が頭から離れず、全く収まってくれないソレ。

2人ともベッドから降りて来ないから、スタッフさんが心配してこちらに近づいて来る。

やばい…どうすれば……!!

絶体絶命のピンチに陥ってしまった俺を他所に、大ちゃんがベッドから降りて行く。

…やだ、行かないで…、助けて、大ちゃっ……


「伊野ちゃん」

「……ぇっ…?」


俯いていた顔を上げると、ベッドの横で膝立ちをして俺に背を向ける大ちゃんの姿。

その体制って、もしかして…


「後ろ、乗って」

「…ふぇ…?で、でもっ、」

「いいから。

…皆にバレるのと、ちょっと我慢するの、どっちがいい?」


周りに聞こえないように配慮して、小声で話しかけてくれる大ちゃん。

…いきなりおんぶなんて、それこそ誤魔化せるのかなんて分からないのに…

大ちゃんの優しさが、申し訳なくて、苦しくて。
でも…


「っ…大ちゃん…が、いい」

「…うん、じゃあ早く。俺に任せて」


気付いたらそんなことを口にして、そのたくましい背中に身体を預けていた。


『伊野尾さん、どうかしたんですか!?』

「いや〜、最近仕事詰まってるから眠気が限界らしくて。
たまにこうやって運んであげてるんですよ〜」

『え〜そうなんだ…!JUMPほんと仲良いですよねえ』

「あははっ、よく言われます」

『伊野尾さん、無理しないでくださいね』

「っは、はい…すみません、」


中々苦し紛れの言い訳だけど、スタッフさん達はなんとか信じてくれたみたいでほっとする。その後も人にすれ違う度になんとか誤魔化して、俺をおんぶしたままゆっくりと歩き進める大ちゃん。


「…大ちゃん、」
「ん?」

…何も、聞かないんだ

…気持ち悪いって、思われてるよな…


「…ごめんね、」

「…なーに言ってんの。俺らの仲だろ?」

「……うん…っ」

恥ずかしくて、情けなくて…なんだか泣きそうになった。



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にゃるる - 返信ありがとうございます泣泣 新垢待ってますっ!!!またむにこめさんのお話が読める日を楽しみにしております(≧∀≦) (1月13日 23時) (レス) id: 9df1e97525 (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - にゃるるさん» お話気に入っていただいて嬉しいです、ありがとうございます…!アカウント突然消してしまい申し訳ありません。移行先はまだ作っていないので、出来次第お知らせさせていただきますね。ar王子とinも少し加筆修正して載せる予定ですので、もう暫くお待ちくださいm(_ _)m (1月9日 17時) (レス) id: 467faef54a (このIDを非表示/違反報告)
にゃるる - むにこめさんのarin作品大好きです泣 話は変わって申し訳ないのですがTwitterのアカウントが消えてしまったみたいなのですが、移行先のアカウントを教えていただくことは可能ですか?泣 Twitterの方で読んでいた王子arとinのお話もまた読みたくて... (1月3日 2時) (レス) id: 9985c4f555 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むにこめ | 作成日時:2023年3月19日 15時

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