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「そんな男やめて、俺にしない?」
彼氏持ちの女の子に、そう言った。
彼氏がいるくせに違う男の部屋に上がり込んで、彼氏の愚痴を吐いて、泣きながら相談してくる。
こんな絶好のチャンス、逃すわけにいかなかった。
「でも…」
「あぁごめん、つい…ただ、君の辛そうな顔、もう見たくなくて」
「…大貴くん…」
"あーあ、ほんと女ってちょろくて助かる。
…でも、やっとだ。
やっと、あの人と繋がるきっかけが出来る。
絶対、絶対に俺のモノにして見せるんだ…"
有岡大貴。大学2年生。今彼が口説いているのは、美人で明るい同い年の女性。
だが、彼は彼女を愛していない。寧ろ、嫌悪感を抱くほどだった。好きという感情すらない。それならば何故口説いているのかというと、目的は別にあるから。
…そう、彼には別に想い人がいる。
その想い人というのが、1つ年上の男性、伊野尾慧という人物。
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作者名:むにこめ | 作成日時:2022年11月28日 22時